原題:我的少女時代 Our Times

台湾青春ラブストーリーが、いよいよ日本上陸!!!

2015年/台湾/カラー/134分 配給:ココロヲ・動かす・映画社○

2016年11月26日 新宿武蔵野館ほかにて全国順次ロードショー

©2015 Hualien Media Intl. Co., Ltd 、Spring Thunder Entertainment、Huace Pictures, Co., Ltd.、Focus Film Limited

公開初日 2016/11/28

配給会社名 1778

解説


本作は、90年代台湾を舞台に、さえない女子高生と、イケメン男子と不良男子の恋と友情を描いたノスタルジックで切ない青春ラブストーリー。
仕事も恋愛も空回りのOLリン・チェンシン。なにもかも嫌になって泣きたくなった時にラジオから聴こえてきたのは、彼女の青春時代のアイドル、アンディ・ラウの歌。そして、リンは高校時代を回想する—— 輝かしい青春の日々、ほろ苦い想い出・・・という誰もが経験した初恋のユーモアと90年代ノスタルジーを織り交ぜて描いたさわやかな青春映画。

昨年夏、台湾で公開されるや年間興行収入No.1のメガヒットを飛ばし、台湾映画としては歴代5位の成績を記録。中国では、わずか4日間で興収1億人民元(約19億2000万円)を突破、同時公開されていた『007 スペクター』を超えて興行ランキング1位を獲得し、台湾映画としては歴代最高の成績を記録。香港でも興収3000万香港ドル(約4億8000万円)、韓国では公開12日間で興収4000万台湾ドル(約1億3400万円)を越える大ヒットを記録し、アジア各国を席捲しています。

本人役で出演もする香港スターのアンディ・ラウがエグゼクティブプロデューサーとして アンディ・ラウがエグゼクティブプロデューサーとして アンディ・ラウがエグゼクティブプロデューサーとして参加し、「ハートに命中!100%」「蘭陸王」などのヒットドラマを手掛けてきた女性プロデューサーのフランキー・チェンが初監督。本作の大ヒットでブレイク寸前、90年代の日本の人気俳優を髣髴とさせる主演俳優のダレン・ワンと、台湾版「イタズラなKiss」再ドラマ化の主演に抜擢されたディノ・リーというイケメンふたりの競演に、日本でも大人気の台湾アイドルグループ「F アイドルグループ「F4」のジェリー・イェン のジェリー・イェンも出演しているの
も見どころです。

日本では、今年の3月に開催された第11回大阪アジアン映画祭で初上映され、売上開始から5分でチケットが完売という注目度の高さを受け、7/16から開催中のカリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2016で先行上映、そしていよいよ、この超メガヒット作が11月に日本上陸!新宿武蔵野館他全国ロードショーが決定いたしました。

ストーリー







深夜まで仕事に追われてデートもままならず、18歳の頃に夢見た理想の生活とはかけ離れた日々を送る林真心(リン・チェンシン)。そんなある夜、心身ともに疲れ果てて帰宅した真心は、ラジオDJからのこんなメッセージを耳にする。
「君は今の自分が好き?純粋で夢にひたむきだった自分が恋しいのでは?あの頃の君は今も君の中に?」
思わず高校時代の卒業アルバムを広げた真心は、ページ一杯に埋め尽くされたアンディ・ラウのスナップ写真と、自筆の「アンディ・ラウと結婚する」の文字に苦笑いを浮かべるものの、プロフィールの「好きな人は…」の欄になぜか涙が抑えきれない。いつしか、ラジオから流れるアンディ・ラウの「忘情水(ワンチンスイ)」の歌声に、真心の心は高校時代のあの頃へと戻っていく——。
 
90年代。高校生の真心は、ボサボサ髪の眼鏡姿、ダサいファッションでもお構いなしの「男子が興味を持たない平凡な女の子」だった。“巨体でも心は乙女”のプチ、“ウザいくらい元気”な何美(ハーメイ)たち親友とつるむだけの劣等生の真心にも、憧れの同級生がいた。欧陽非凡(オウヤン・フェイファン)だ。イケメンの優等生で、バスケの腕前も一流な彼は、全女生徒のアイドル的存在だ。しかし当の真心といえば、そんな欧陽に声を掛けられても全身は固まり、ひきつった微笑を浮かべるだけという情けなさだ。
 
ある日、真心は学校の机に一通の手紙が隠されているのを発見する。ラヴレターかと胸高鳴らせるや、なんとそれは“幸福の手紙”という名の不幸の手紙だった。
 
こうして真心は、真剣に手紙を送る3人の相手を物色する。ひとりは、怒りっぽい担任の数学教師。もうひとりは、隣に住む同級生で“モテモテの美少女”陶敏敏(タオ・ミンミン)。そしてもうひとりは、学校一の不良、徐太宇(シュー・タイユィ)。校舎裏で欧陽に因縁をつけて絡む大宇を目撃した真心は、なぜか無謀な復讐心に燃えてしまったのだ。
 
果たして、“幸福の手紙”を読んでいる最中、トラックに衝突された大宇は、取り巻きたちと犯人探しに乗り出すが、送り主が真心と判明するまで、時間はかからなかった。封筒に貼られたアンディ・ラウのミニシールが、その動かぬ証拠だった。

強引にビデオルームに引っ張り込まれた真心は、大宇に「友達になろうぜ」と迫られるが、大宇にとって“友達”とは“使い走り”を意味していた。その日から、奴隷のように大宇にこき使われる真心は、ローラースケート場での他校の不良グループとの喧嘩に巻き込まれ、授業をサボった罰として、生活指導教官からプール掃除を命じられるのだった。
 
ところがプールサイドで、真心は欧陽と敏敏の“密会現場”を目撃し、思わず水中に身を隠してしまう。我慢の限界を感じたそのとき、真心をプールサイドに引き上げたのは、他ならぬ大宇だった。「あのバカのために死ぬつもりか?」。実は大宇も、秘かに敏敏に恋していたのだ。こうして、真心と大宇は“失恋同盟”を結成、どうにかして欧陽と敏敏の仲を裂こうと画策する。
 
そんなとき、大宇の中学の卒業アルバムを入手した真心は、そこに並ぶ欧陽の顔を発見する。
かつて大宇と欧陽は親友同士だったのだ。そして真心は欧陽から、中学時代にもうひとりの友達が海で溺死して以来、大宇は別人のように変わってしまったことを聞かされる。中学時代の大宇は“数学オリンピック”に出場する程の秀才だったのだ。その事実を知った真心は必死で大宇に迫る。「本当の大宇に戻って」と。
 
その日から、大宇は周囲も驚くほど、真面目に授業に取り組み、真心とともに大学受験を目指して、猛勉強を続ける。「彼、カッコいい」と見知らぬ女の子から囁かれる大宇と肩を並べて歩くことに、真心もまんざらではない。ある日、街のレコードショップで憧れのアンディ・ラウの立て看板を発見し、狂喜乱舞する真心に、大宇はこう宣言する。「俺がアンディに歌を捧げさせる!」

ようやく“色気”に目覚めた真心は、ファッション誌を買い込んでオシャレに大変身、すっかり見違えたルックスは大宇はもちろん、欧陽さえをも驚かせた。こうして真心と大宇の心は急接近してゆくが、やはり真心は欧陽のことが、そして大宇は敏敏のことが忘れられない。“友達以上、恋人未満”のまま、ふたりは友情の時を重ねていくのだった。
 
猛勉強の甲斐あって、大宇はテストで学年10位の好成績を収める。しかし、新任の生活指導教官は、それは大宇の“不正”の結果だと決めつける。そんな生活指導教官の横暴に対する生徒たちの不満は、高校の創立祭の日に爆発する。その口火を切ったのは真心だが、その中には欧陽や敏敏の姿もあった。真心は訴える。「自分らしさを決めるのは、私たちだ」と。
 
しかし、そんな晴れやかな日々も束の間、大宇は他校生との喧嘩で大怪我を負ってしまった。
「売られた喧嘩は買うだけだ」。そう開き直る大宇に真心は言い放つ。「もう知らない!」。それでも真心の誕生日の前夜、大宇の取り巻きたちからプレゼントとして、あのアンディ・ラウの立て看板が届けられた。翌日、真心は学校の屋上でお礼の言葉とともに、「メッセージを」と卒業アルバムを大宇に差し出すが、決して口に出せなかったふたりの想いは予想外の残酷な結末を迎えてしまう……。
 
そして現代。真心はアンディ・ラウの台湾コンサートを知るが、チケットはすでに売り切れ。諦めきれずに会場に足を運ぶとーー。

スタッフ

製作:イエ・ルーフェン(葉如芬)
監督:フランキー・チェン(陳玉珊)
脚本:ツォン・ヨンティン(曾詠婷)
撮影:チャン・ミンチョン(江敏忠)、チェン・クォロン(陳国隆)
美術:ヤン・チュアンシン(楊傳信)
音楽:クリス・ホウ(侯志堅)

主題歌「小幸運」
作詞:シュー・シーチェン(徐世珍) ウー・ホイフー(呉輝福)
作曲:ジェリーC (JerryC)
歌 ヒビ・ティエン(田馥甄)

キャスト

リン・チェンシン(林真心)
ビビアン・ソン(宋芸樺)
シュー・タイユィ(徐太宇)
ダレン・ワン(王大陸)
オウヤン・フェイファン(欧陽非凡)
ディノ・リー(李玉璽)
タオ・ミンミン(陶敏敏)
デヴィ・チェン(簡廷芮)

特別出演
アンディ・ラウ(劉徳華)
ジョー・チェン(陳喬恩)
ジェリー・イェン(言承旭)

LINK

□公式サイト
□IMDb
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す