ハリウッドがひれ伏した銀行マン
原題:Hollywood Banker
2014年/オランダ・アメリカ合作/82分 配給:アークエンタテインメント/東北新社 STAR CHANNEL MOVIES
2016年7月16日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷にてレイトショー!ほか全国順次ロードショー!
© Don Camp
公開初日 2016/07/16
配給会社名 1350/0051
解説
1970 年代半ばから 1990 年代にかけて、アメリカ映画界では新興映画会社の送り出す作品に市場を左右されるケースが頻繁に起きていた。彼らはメジャースタジオ映画社にない題材を取り上げ、斬新なキャスティングで注目作品を量産していたのだ。『コンドル』、『キングコング』(1976 年版)、『ターミネーター』、『ランボー/怒りの脱出』、『薔薇の名前』、『プラトーン』、『恋人たちの予感』、『ダンス・ウィズ・ウルブズ』といった作品群は今も世界中で愛されているが、こうした作品の製作をサポートしたのが、ひとりのオランダ人銀行マン、フランズ・アフマンだったことは意外に知られていない。
1987 年の第 59 回アカデミー賞で、『プラトーン』をはじめアフマンが手がけた作品が 8 つのアカデミー賞を受賞した。『プラトーン』のプロデューサーは授賞式で「本当に必要とする時にフィリピンのジャングルに資金を用意してくれた」と感謝の意を表した。
ロッテルダムの銀行員にすぎなかったアフマンは、イタリア出身の大プロデューサー、ディノ・デ・ラウレンティスの知己を得て、ともに“プリセールス”というセールスのシステムを開発した。この方法を利用してアフマンは新興映画会社に次々と融資を行い傑作を生みだしていった。各国のインディペンデント配給会社もアメリカ映画の大作を手がけることが可能になり、日本でも東宝東和、日本ヘラルド、松竹富士、GAGA などの会社がその恩恵に浴することになった。ひとりの銀行マンが編み出したこのシステムが世界の映画市場を大きく変えた——その一部始終が本作によって明らかになる!
ストーリー
スタッフ
監督:ローゼマイン・アフマン
キャスト
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