2016年/日本/カラー/109分 配給:東風

2016年6 月 4 日(土)より、ユーロスペースにてロードショー、ほか全国順次公開

(C)2016「Fake」製作委員会

公開初日 2016/06/04

配給会社名 1094

解説


Fake/[féɪk]……偽造する。見せかける。いんちき。虚報。
誰にも言わないでください——衝撃のラスト 12 分間

『A』『A2』以来実に 15 年ぶりの森達也監督作。佐村河内守氏の自宅でカメラを廻し、その素顔に迫る。取材の申し込みに来るメディア関係者たち、ことの真偽を取材に来る外国人ジャーナリスト…。市場原理によってメディアは社会の合わせ鏡となる。ならばこの「ゴーストライター騒動」は、社会全体が安易な二極化を求めていることの徴候と見ることもできる。はたして何が本当なのか? 誰が、誰を騙しているのか?
映画は、この社会に瀰漫する時代の病をあぶりだしながら、衝撃のラストへとなだれ込む。

ストーリー





■佐村河内守氏をめぐる騒動について
聴覚障害をもちながら、「鬼武者」などのゲーム音楽や『交響曲第 1 番《HIROSHIMA》』を発表し、「現代のベートーベン」とまで称賛された佐村河内守氏。しかし「週刊文春」で音楽家の新垣隆氏が佐村河内氏との関係を告白、掲載翌日の会見で佐村河内氏のゴーストライターとして 18 年間にわたり作曲をしていたこと、佐村河内氏が楽譜を書けないこと、耳は聞こえており、通常の会話でやり取りしていたと語った。いっぽう、佐村河内氏は、主要な楽曲が自身だけの作曲ではないことを代理人を通じて公表し、後の会見でゴーストライター騒動を謝罪。しかし、新垣氏に対しては名誉棄損で訴える可能性があると語った。そして、その後はメディア出演を断り、沈黙を続けている。

スタッフ

監督:森達也
プロデューサー:橋本佳子
撮影:森達也、山崎裕
編集:鈴尾啓太

キャスト

佐村河内守

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