2017年/日本 配給:スタイルジャム

2017年春、全国ロードショー

公開初日 2017/03/予定

配給会社名 0650

解説

『亡国のイージス』の阪本順治監督や『相棒』の和泉聖治監督のもとで助監督を、TV「相棒」シリーズでは監督を務める東伸児が、直木賞受賞作家・乃南アサのベストセラー小説『しゃぼん玉』(新潮文庫刊)を映画化することが決定しました。本作が劇場初監督作品となります。
原作は、親に見捨てられ、通り魔や強盗傷害を繰り返す無軌道な若者が、逃亡先で偶然出会った老婆や村の人々の愛情によって、失くした感情を取り戻していく。宮崎を舞台に、孤独な若者と老婆の出会いを通じて血の繋がりを超えた絆を描いた感動傑作。

主演の伊豆見役に『荒川アンダーザブリッジ』(主演)、『悪の教典』、又吉直樹原作のドラマ「火花」(主演)など立て続けに話題作に出演し、近年活躍が目覚ましい林遣都。伊豆見が逃亡先で出会う老婆・スマ役に、日本を代表する女優・市原悦子。ある事件をきっかけに村に戻ってきた美知役には、秋公開『デスノート2016』などに出演するほか、韓国で爆発的人気を誇る新鋭・藤井美菜。厳しくも伊豆見を見守る村人・シゲ爺役に綿引勝彦、スマの息子役に相島一之を迎えます。

3月18日に宮崎県でクランクイン、19日には、本作のメインロケ地となる宮崎県椎葉村にあるスマの家のロケセットでお祓い、製作発表会見が行われ、お祓いには原作者の乃南アサ、監督の東伸児、出演者の林遣都、市原悦子が出席し、映画の無事完成を祈願しました。
本作は、延岡市、日向市、門川町、諸塚村、椎葉村、美郷町、高千穂町、日之影町、五ヶ瀬町の宮崎県北部の9市町村で構成される宮崎県北部広域事務組合(天孫降臨ひむか共和国)が特別協賛、また宮崎県の後援が決定しております。

ストーリー

親に見捨てられ、女性や老人だけを狙った通り魔や強盗傷害を繰り返し、自暴自棄な逃避行を続けていた伊豆見(林遣都)は、 逃亡途中の宮崎県の山深い村で、怪我をしている老婆・スマ(市原悦子)を助けたことがきっかけで、彼女の家に寝泊まりするようになる。初めは金を盗んで逃げるつもりだったが、スマをはじめ、伊豆見をスマの孫だと勘違いした村の人たちが、あれこれ伊豆見の世話を焼き、山仕事や祭りの準備を手伝わさせられるうちに、伊豆見の荒んだ心に少しずつ変化が訪れる。また、ある事件をきっかけに村に10年ぶりに帰ってきた美知(藤井美菜)との出会いから、自分が犯した罪を自覚し始める。今まであきらめていた人生をやり直したい。そう決意した伊豆見は—。

スタッフ

監督:東伸児
原作:乃南アサ
脚本:東伸児
エグゼクティブプロデューサー:近藤雅信
プロデューサー:豊山有紀

キャスト

林遣都
市原悦子
藤井美菜
相島一之
綿引勝彦

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