原題:Legend

2015年/イギリス・フランス合作/カラー/131分 配給:アルバトロス・フィルム

2016年6月18日公開

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公開初日 2016/06/18

配給会社名 0012

解説


『レジェンド 狂気の美学』は1960年代にロンドンで暗躍し恐れられた双子のギャング、クレイ兄弟の栄光と破滅を描いた実録クライムサスペンス。
ロンドンの貧しい家庭に生まれながら暗黒街のトップにのぼりつめたクレイ兄弟は、イギリスでは“切り裂きジャック”と並び称されるほどの英犯罪史上に名を遺す犯罪者。殺人も辞さないほどの暴力で裏社会を支配していただけでなく、スタイリッシュなスーツを身に纏い数々のナイトクラブのカリスマ経営者としてその手腕を発揮。有力者たちとも懇意だった彼らの力は政治的にも社会的にもあまりに大きく、警察の手も及ばない存在で、単なるギャングではなくセレブリティそのものだった。そんなクレイ兄弟の生き方やスタイルは伝説になり、今もなお語り継がれている。

スマートでビジネスの才能に長けているが歪んだ凶暴性を秘めたレジー・クレイと、精神的に不安定で衝動的な暴力癖のあるロニー・クレイ。このクレイ兄弟を一人二役で演じるのは、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』他主演作が次々と公開され、『レヴェナント:蘇りし者』では第88回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされたトム・ハーディ。本作でもハーディは圧倒的な演技力で異なる個性を持つ双子を演じ分け、9つもの映画賞で男優賞にノミネート。うち英国インディペンデント映画賞とトロント批評家連盟賞、ロンドン批評家サークル賞で受賞を果たしている。
レジーの妻フランシス役にはオーストラリア出身で『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』での好演も記憶に新しいエミリー・ブラウニング。そしてロニーのゲイの恋人役に『キングスマン』でブレイクしたタロン・エガートンがキャスティングされている他、デヴィット・シューリス(『ハリー・ポッター』シリーズ)ポール・べタニー(『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』)クリストファー・エクルストン(『マイティ・ソー/ダークワールド』)など、若手からベテランまで世界で活躍する英国の実力派俳優たちが脇を固めている。
また、監督・脚本は『L.A.コンフィデンシャル』で第70回アカデミー賞脚色賞を受賞し、『ミスティック・リバー』『サブウェイ123 激突』『42〜世界を変えた男〜』などで世界的な評価を得ているブライアン・ヘルゲランド。
本国イギリスでは昨年9月11日に522館で公開され、週末興行収入約10億円($8,008,077)をたたき出し興行ランキング1位を獲得、大ヒットを記録した。

ストーリー


1960年代初頭、活気に満ちたロンドン。双子のギャング、レジー・クレイとロニー・クレイは手段を選ばない方法で街の権力を手中に収めつつあった。さらなる勢力拡大のためにアメリカのマフィアと手を組み、有力者やセレブリティとも懇意の関係を築き上げた彼らの影響力はイギリス社会の上流階級にまで及び、その勢いはとどまるところを知らなかった。そんな時レジーは部下の妹フランシスと恋に落ち結婚。悪事と手を切ると約束したレジーは、自らが所有する複数のナイトクラブの経営に注力するようになる。 しかし組織内の不調和、警察の執拗な捜査、ロニーの凶暴性、偏執性と自滅的な行動が引き起こす数々の災厄によって彼らの栄華は徐々に脅かされてゆく。やがて兄弟の絆に綻びが生じ、レジーとフランシスの結婚生活も破綻してゆく——。

スタッフ

監督:ブライアン・ヘルゲランド

キャスト

トム・ハーディ
エミリー・ブラウニング
デビッド・シューリス
クリストファー・エクルストン
タロン・エガートン
ポール・ベタニー

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