2015年/日本/カラー/95分

2016年4月16日公開

公開初日 2016/04/16

解説


沖縄・久高島で12年に1度行われる祭祀「イザイホー」は78年を最後に、現在まで後継者不足の為に中止となっています。本作は2002年から、2014年の祭祀「イザイホー」の日を迎えるまで、神の島・久高島を撮り続けたドキュメンタリー映画です。

監督は岩波映画出身でドキュメンタリー映画監督の大重潤一郎監督。
大重監督は本作を完成させた直後の2015年7月22日に肝臓がんの為、亡くなりました。大重監督が最後まで撮り続け、島民たちの人生に織り込まれた儀礼と祭りを通して、終わることのない“祈り”を映し出した一大抒情詩『久高オデッセイ 第三部 風章』が4/16(土)より2週間、渋谷アップリンクにて公開となります。

ストーリー





祭祀「イザイホー」は途絶えても、久高の祈りは続いていく
琉球開闢以来の神の島である久高島の“今”を撮り続けた大重潤一郎の集大成

昔から久高島では男は海人女は神人と定められて生きてきた。
そして月の満ち欠けにもとづいた旧暦の暦に沿って漁や祭祀が行われてきた。
琉球王朝時代以降「神の島」と呼ばれてきた久高島では12年に一度の午年神女の継承式であるイザイホーが行われてきた。
しかしイザイホーは1978年を最後に後継者不足のため途絶えた。
イザイホーは途絶えたけれど地下水脈は流れ続けている。
これは2002年から2014年までの12年間その地下水脈の流れを見続けてきた記録である。

スタッフ

監督:大重潤一郎
製作:鎌田東二
音楽:新実徳英
語り:鶴田真由
助監督:比嘉真人
演出助手:高橋あい
撮影:堀田泰寛、比嘉真人
整音:市川文武
編集協力:四宮鉄男、森田惠子
出演:久高島のみなさん ほか
制作:沖縄映像文化研究所、「久高オデッセイ第三部 風章」制作実行委員会(実行委員長:梅原猛・副実行委員長:島薗進)
制作協力:NPO法人 東京自由大学

文部科学省選定 社会教育(教養) 成人・青年向け

キャスト

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