アーサー・フォーゲル 〜ショービズ界の帝王〜

レディー・ガガ、マドンナ、ローリング・ストーンズ、Ｕ２、ポリス、デヴィッド・ボウイ、世界のトップ・アーティストたちが絶大な信頼を寄せるエンタテインメント界のカリスマ＝アーサー・フォーゲル。コンサートのプロモーターであり、スーパースターの仕掛け人でもある彼を通して、音楽業界の過去と現在、その進化を追いかけながら、熾烈なサバイバルを続ける音楽業界の内側を赤裸々に描く音楽ドキュメンタリーの決定版『アーサー・フォーゲル 〜ショービズ界の帝王〜』がついに日本に登場！

アーサー・フォーゲルは何者？

現在は、グローバル・ツアーと世界への音楽発信を手がけるライブ・ネイション（LiveNation）会長を務めるアーサー・フォーゲル。マドンナには「不可能を可能にする人物」として、ボノには「業界で最もビジネスをしやすい人物」として、さらにスティングには「ミュージシャンをビジネスの＜コマ＞ではなく、きちんと同胞のアーティストとして扱ってくれるミュージシャンでありビジネスマン」として、音楽業界を代表するスーパースターからプロモーターとして高く評価されているフォーゲル。彼は業界ナンバー１のプロモーターとして、いままで数々のスターを生み出しただけでなく、音楽ビジネスに大きく貢献した人物でもあり、いまでは業界で唯一大きな利益をもたらすとされる大規模なツアーの仕掛人でもある。

カナダのモントリオールを本拠地とするフットボール・プロチームのモントリオール・アルエッツの選手を父に持ち、オタワで育ったフォーゲル。その後、トロントに移住し、ドラマーとしてバンドで活動。ツアー中に出逢ったプロモーターに認められ、80 年代からはプロモーターとして活動。自身がミュージシャンだったこともあり、数々のアーティストから信頼を得るまでになる。インターネットの影響で大きく変化していく音楽業界で、最も稼げるのは世界ツアーという常識が定着する中、フォーゲルは、数々の世界ツアー規模のプロモーターとプロデュースを手がけ、音楽だけでなく様々な形での商品化を通して巨大な収益をアーティストにもたらした。その輝かしいキャリアは、サクセス・ストーリーばかりではなく、2000 年に途中でキャンセルを余儀なくされたダイアナ・ロスのツアーや、2002 年に暴動まがいの騒ぎまで起したガンズ・アンド・ローゼズのツアーもあった。2000 年代からは、Ｕ２、スティング、マドンナ、ラッシュのツアーを手がけて大成功をおさめ、15 年以上に渡る関係を築き上げている。またデヴィッド・ボウイとの長い友情関係でも知られ、過去 25 年に渡りツアーのプロモーターを務めている。さらに近年ではレディー・ガガの世界ツアーでも大成功をおさめた。