2016 / 日本 / 121分 / 5.1ch / シネスコ / カラー / デジタル/ 製作・配給:JungleWalk

2016年4月16日(土)よりシネマート新宿にて公開 全国順次公開 2016年3月5日(土) よりTOHOシネマズ日劇ほか全国順次公開

(C)2016 JungleWalk Co., Ltd.

公開初日 2016/03/05

配給会社名 1197

解説


本作も前作同様、小林兄弟によるオリジナル脚本で描く、同族経営の老舗企業に襲いかかった誘拐事件を発端に繰り広げられるクライムサスペンス。

日本の企業で同族企業の占める割合は全体の約95%(2010中小企業庁調べ)。
少子高齢化とグローバル化を迎え、後継者選びは多くの会社が抱える問題となっている。本作は後継者への委譲を迎えた老舗同族企業を舞台に日本企業の苦悩を通し、現代の世相を描き出しています。そして本作の軸となる誘拐事件では、事件当事者と関係者たちの複雑な心理を丁寧に描き、事件のカギを握る身代金として指定される伝説のブルーダイヤ<フローレンスの涙>を通し、同族企業に眠る光と陰を写しながら、世代間の愛憎劇が繰り広げられます。

本作で主演を射止めたのは500人のオーディションで選ばれた藤本涼、ヒロインの役員秘書を演じるのは、『リアル鬼ごっこ』(15 年/園子温監督)『極道大戦争』(15 年/三池崇史監督)などの話題作への出演が続いている桜井ユキ。同族会社の社長・佐藤善一郎を山本學、副社長・佐藤勇次郎を前田吟といった日本のベテラン名優が演じ、3代目新社長を宮川一朗太、副社長の長男を池内万作、次男を東幹久など安定した演技で定評のある俳優陣が脇を固めています。

ストーリー







社長ヲ誘拐シタ、身代金ハ伝説ノ”フローレンスの涙”

同族経営である中堅化学工業会社の次期社長・佐藤英樹が誘拐された。
英樹の命と交換に、犯人が要求したのは、幻のダイヤモンド「フローレンスの涙」。
ところが、父親であり現社長の佐藤善一郎も、叔父であり副社長の佐藤勇次郎も犯人の要求に応じようせず、善一郎は息子である英樹を見捨てるという。

誘拐犯の社長秘書・牧羽剛はその決断に驚愕する。剛は25年前自分の母親が「フローレンスの涙」のために会社の犠牲となって自殺に追い込まれた事件を知り、その復讐の機会を狙っていたのだ。剛と手を組んだ英樹の元恋人で秘書課に勤める氷坂恵は、剛の暴走を止めようとするが、剛の脅迫に善一郎が病に倒れてしまう。一方、勇次郎は、この状況を利用し自分の息子を使い、会社の乗っ取りを画策し始めるのだった。人命を捨ててまで守ろうとするフローレンスに隠された秘密とは何なのか?

スタッフ

脚本・監督・編集:小林兄弟

キャスト

藤本涼
桜井ユキ
前田吟
池内万作
東幹久
宮川一朗太
村上ショージ
岸明日香
山口果林
山本陽子
山本學

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