原題:Chronic

第 68 回カンヌ国際映画祭 脚本賞受賞作

2015年10月21日フランス公開

2015年/メキシコ/カラー/94分 配給:エスパース・サロウ

2016年12月02日よりDVDリリース 2016年5月28日よりBunkamuraル・シネマにて公開

(C)Lucía Films–Videocine–Stromboli Films–Vamonos Films–2015 (C)Credit photo (C)Gregory Smit

公開初日 2016/05/28

配給会社名 0087

解説


監督は、2009 年に長編監督デビューをして以来、わずか 2 作目の『父の秘密』(12)が第 65 回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門にてグランプリ受賞。続く、3 作目の本作が第 68 回カンヌ国際映画祭脚本賞受賞と、映画監督としてはまだ短いキャリアにもかかわらず、世界最高峰の映画祭を魅了してやまないメキシコ出身の俊英ミシェル・フランコ。36 歳という若さでありながら“人間”を深く抉り出す、研ぎ澄まされたその観察眼に私たちは驚きを隠しえない。また、主人公デヴィッドに扮したのは、主演としてバイプレイヤーとしてさまざまな監督に愛され、幅広いキャラクターをこなしてきた名優ティム・ロス。『父の秘密』がカンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリを受賞した際に審査員長だった彼が、監督の才能に惚れ込み自ら「君の映画に出たい」と熱烈逆オファーが実現した。患者の残りわずかな最期のときを、家族をも超越した距離感で共に過ごす看護師を演じ、役者としての真骨頂を見せてくれる。

ストーリー





終末期の患者をケアする看護師デヴィッド。
死を乞う患者を前にしたとき、彼はどう命に向き合うのか。
ある看護師の崇高なる献身愛と葛藤をサスペンスフルに描いたヒューマンドラマ

デヴィッド(ティム・ロス)は、終末期患者の看護師をしていた。
別れた妻と娘とは、息子ダンの死をきっかけに疎遠となり、一人暮らし。
彼には、患者の在宅看護とエクササイズに励む以外の生活はなく、患者が望む以上に彼もまた患者との親密な関係を必要としていた。
ある日デヴィッドは、末期がんで苦しむマーサ(ロビン・バートレット)に安楽死を幇助して欲しいと頼まれる。患者への深い思いと、デヴィッド自身が抱える暗い過去・・・その狭間で苦悩する彼が下した壮絶な決断とは——

スタッフ

監督・脚本:マイケル・フランコ

キャスト

ティム・ロス
マイケル・クリストファー

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