壊れた心
原題:RUINED HEART: Another Lovestory Between A Criminal & A Whore
2014年・第27回東京国際映画祭コンペティション部門
2014年/フィリピン・ドイツ合作/カラー/73分 配給:Tokyo New Cinema
2016年
(C)Kamias Overground/Rapid Eye Movies
公開初日 2016/12/予定
配給会社名 1387
解説
フィリピンのスラム街。冷酷な殺し屋が、暴力をふるわれている娼婦を助け、逃避行が始まる!
フィリピンにおけるデジタル時代の旗手と称されるケヴィン監督は、映像作家として既に膨大な数の作品を製作している一方で、詩人であり、そしてミュージシャンでもある才人である。本作は、目まぐるしい映像とパンクオペラ的な音楽がセリフ以上に雄弁に世界を語り、カオスの中から詩情が立ち込めてくるという展開を持ち、監督のマルチな才能が全て「ぶちこまれて」いる。悪夢や白昼夢の中のような出来事の中で、ディテールをカオスに放り込み、描くのは感情であると監督は語る。撮影に迎えられた豪州の名手クリストファー・ドイルは、スラムの底辺をひた走る浅野忠信演じる殺し屋と娼婦のエモーションを過激且つ甘美に捉え、監督の抱くイメージを具現化した。娼婦役のナタリア・アセベドはカルロス・レイガダス監督『闇のあとの光』(12)で女優デビューしたメキシコ人、そしてプロデューサーはドイツ人であり、真に国際的なアジア映画の誕生である。
ストーリー
スタッフ
監督:ケビン・デ・ラ・クルス
製作:ケビン・デ・ラ・クルス
脚本:ケビン・デ・ラ・クルス
撮影:クリストファー・ドイル
音楽:ケビン・デ・ラ・クルス
キャスト
浅野忠信
ナタリア・アセベド
エレナ・カザン
アンドレ・プエルトラノ
ケビン・デ・ラ・クルス
ビム・ナデラ
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