2016年/日本/カラー/??分/ 配給:東宝

2016年12月10日(土)公開

©2016「海賊とよばれた男」製作委員会

公開初日 2016/12/10

配給会社名 0001

解説


2013年度本屋大賞第1位を獲得し、上下巻累計発行部数364万部を突破している「海賊とよばれた男」(百田尚樹著/講談社刊)。主人公・国岡鐡造が、明治・大正・昭和の激動の時代を舞台に、名もなき一青年から身を興し、やがて戦後の日本に大きな勇気と希望を与える大事業を成し遂げていく姿を描いた一大抒情詩は、老若男女問わず幅広い人気を博すベストセラーとなり、この度、発表から3年の時を経て、ついに実写映画化が決定いたしました。
本作のメガホンを取るのは、『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005年公開)、『永遠の0』(2013年公開)で日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞、VFXを多用したリアル且つ精巧な映像と、圧倒的なストーリーセンスで人気を博している
山崎貴監督。本作では単独で脚本も手がけ、過酷な状況に追い込まれながらも、終生、大勢の店員(従業員)に愛された一人の男の人生を描きます。
主人公・国岡鐡造を演じるのは、2015年日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞(『永遠の0』)、最優秀助演男優賞(『蜩ノ記』)をダブル受賞した日本を代表する俳優の一人である岡田准一。国内外の圧力に屈せずに、石油事業を通して日本人の誇りを追求する情熱を持ち続け、自らを支える仲間たちとの絆を何よりも大事にした熱き男の、“海賊”と呼ばれた青年期から、数々の困難を乗り越え“侍”と恐れられた老年期までを演じ切ります。

 その他のスタッフも、興行収入87.6億円を突破、2015年アカデミー賞で最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞他計11冠を記録した『永遠の0』で日本中を感動の渦に巻き込んだチームが再集結!空襲により廃墟と化した東京や、イランへと向かう大型タンカー・日承丸の勇姿等、VFXを最大限に駆使した圧倒的な映像美にご期待下さい。

ストーリー

1945年。B29の群れが東京上空を覆いつくし、無数の焼夷弾が落下してくる。
焼き尽くされていく美しくも残酷な風景。迎撃するために燃え盛る東京をバックに離陸していく戦闘機「月光」。
しかし燃料不足により、機数も少ないうえに上昇力も弱い月光は、あえなく迎撃されてしまう。
その地獄のような光景を国岡鐡造はただ見つめているしかなかった・・・。

玉音放送が響く中、銀座歌舞伎座裏に奇跡的に焼け残った国岡商店ビルから聞こえる鐡造の声。
「愚痴をやめよ、戦争に負けてすべてを失おうとも日本人がいる限りこの国は再び立ち上がる。
日本は石油を求め、石油をめぐる戦いに敗れた。今後この国が復活するためには石油が必要になる。
だからこそ我々が働かなければならない!」
主要燃料が石炭だった時代から、石油の将来性を予感して石油業にまい進してきた国岡鐡造は、戦後、石油の販売ができない時にも誰一人クビにすることなく、ラジオ修理などあらゆる業種に仕事を見出して店員たちを鼓舞し、GHQや官僚的な石油公団にも屈することなく独自の経営哲学とその行動力により、石油販売網を拡大していく。
やがて、アメリカ石油資本のメジャーも鐡造を警戒し、敵視するようになり、その圧倒的な包囲網で、国岡商店の石油輸入ルートはすべて封鎖されてしまう。

八方塞がりの状況の中、その時鐡造が選択したのは、国岡商店の至宝である「日承丸」をイランに送ること。
しかし、イラン石油を輸入することは英国を完全に敵に回すことだった。
英国の圧力により貧困にあえぐイランと自らを重ね合わせ、既得権益に胡坐をかく米英らメジャーとの本当の意味での戦いに突入する国岡商店。
果たして、日承丸は英国艦隊の目をかいくぐり、無事に日本に帰還することができるのか?
そして、“海賊”とよばれ恐れられた、国岡鐡造の運命は!?

スタッフ

監督:山崎貴
原作:百田尚樹
脚本:山崎貴
VFX:山崎貴

キャスト

岡田准一

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