原題:5 Flights Up

2015年5月8日全米公開

2014年/アメリカ/カラー/92分
配給:スターサンズ

2016年1月30日、シネスイッチ銀座にて公開

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公開初日 2016/01/30

配給会社名 1100

解説


人生も、リノベーションしてみませんか? 

眺めのいいアトリエと、屋上の菜園もある住み慣れた我が家。ただ一つの欠点は・・・

希望と才能溢れる若き画家アレックスは、愛妻ルースをお姫様だっこして新居へと足を進める。そこはブルックリンを一望できる美しい眺めを持つアパートメントの最上階。しかし、時が経つのは早く、40年が経過した。住み心地の良い理想的なその部屋の唯一の欠点はエレベーターが無いこと、5階までの昇り降りがちょっと厄介。歳を重ねていく今後の夫を心配したルースはアレックスを説き伏せて、今の部屋を売って新居を探すことにするのだが・・・。
長年、共演の企画を探し続けたモーガン・フリーマンとダイアン・キートンが遂に理想的な企画にめぐり合い、初共演を果たした。原作はロサンゼルスタイムズから「よく書けていてハートウォーミングなほとんど完璧な小説」と評されたロングセラー「眺めのいい部屋売ります」。

映画化された『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』は、長年連れ添った夫婦が今の家を売って、新しい住居を手に入れようとするシーンから始まる。かつてはニューヨーカー達からド田舎扱いだったブルックリンもいつの間にか変化の波が押し寄せていた。愛着深い我が家を顧みても、最上階まで昇る階段のなんと遠いことか。妻の引退記念に贈ったプレゼントの愛犬ドロシーもはや10歳。理想に燃えていた若き画家が、5階まで昇るのに息をついてしまうようになった。妻がエレベーターのある住居に引っ越そうと言うのはよくわかる。しかし、この部屋以上の住み家なんて見つかるのか? 眺めの良いアトリエや、手を掛けてきた日当たりのよい屋上の菜園も手放すというのか? 第一、自分たちにとっての我が家とは何なのだろうか? しかし、すでに面倒見が良いけどちょいとおせっかいな不動産業者の姪リリーが、手ぐすね引いて購入希望者を待っている状態。そんな時、散歩から帰った愛犬ドロシーが突然歩けなくなってしまう。夫婦は急いで動物病院へとタクシーを飛ばすが、ニューヨークは折からのテロ事件で大渋滞の真最中。大きな決断は不穏な様相を呈してきて、夫婦と愛犬ドロシーの最低で最高の週末が始まった。果たして、最高に素敵な最上階の住まいはどうなるのか? そして、アレックスとルース夫妻が最後に出した決断とは?

モーガン・フリーマン&ダイアン・キートン初共演。名優たちと一流のスタッフが結集した珠玉の人間ドラマ

 ハリウッド大作でひっぱりだこの人気名優モーガン・フリーマンが、久方ぶりに小品の主役を演じた。名作『ドライビングMissデイジー』でゴールデングローブ賞主演男優賞受賞&アカデミー賞候補となり、『許されざる者』でアカデミー賞助演男優賞獲得、最近も『インビクタス/負けざる者たち』でマンデラ大統領を演じてアカデミー賞主演男優賞候補となった彼が、次の主演作として選んだのが本作。頑固で信じる道のみを歩んできた画家は大の愛妻家。妻の進言を受けて、嫌々ながら大好きな我が家を売ることを承諾する。しかし、少しずつ「惜しい」気持が増殖し始める。そんな夫アレックスのアンビバレントで複雑な感情を、慈愛をたたえた名演で表現している。
 妻ルースを演じるのはダイアン・キートン。ウディ・アレン監督の名作『アニー・ホール』で見事にアカデミー賞&ゴールデングローブ賞W主演女優賞を射止めたのが1977年。以降、『レッズ』『マイ・ルーム』『恋愛適齢期』と3度もアカデミー賞主演女優賞の候補となり、常に第一線で活躍し続けているアメリカを代表する名女優。キートンの果たせなかった宿願が、フリーマンとの共演だった。遂に実現したドリーム共演だけに、チャーミングでありながら凄みすら感じさせる演技は観客を魅了してやまない。

 “レジェンド”な二人の名優を脇で支えるのは、最もニューヨークを感じさせる女優のシンシア・ニクソン。超人気テレビシリーズ『セックス・アンド・ザ・シティ』のミランダ役でエミー賞受賞。 監督はイギリス出身のリチャード・ロンクレイン。代表作である『リチャード三世』『ウィンブルドン』『ファイヤーフォール』などを始め、様々なジャンルの作品を一級品足らしめるベテラン。本作が初めてのニューヨーク撮影作品だが、今までたくさんの映画に登場したニューヨークを違った視点から魅せてくれる。それはまるでアレックス&ルース夫妻のごとく、一見の頑固さの下にある魅力のようである。そんなニューヨークを見事にとらえた撮影はアメリカ撮影協会賞などを受賞している『リメンバー・ミー』『理想の彼氏』のジョナサン・フリーマン。音楽は100本以上の映画音楽を手掛け、『アナスタシア』でアカデミー賞候補となったデイヴィッド・ニューマン。エンドクレジットでヴァン・モリソンによるグラミー賞受賞の名曲“Have I  told you Lately”が流れるのがまた粋な締めくくり、歌詞が泣かせます。インディペンデントの名品には、匠の技と工夫が必ず溢れている。

ストーリー







眺めのいいアトリエと、屋上の菜園もある住み慣れた我が家。ただひとつの欠点は…

 ブルックリンの街を一望できるアパートメントの最上階、画家のアレックスと愛妻ルースがこの理想的な我が家に住んで40年が経った。しかし、この建物には欠点がひとつだけあった。それは、エレベータ—が無いこと。アレックスが日課となった愛犬ドロシーとの散歩を終え、5階にある我が家への階段をようやく上り終えて帰宅すると、姪のリリーが明日の準備のためにきていた。夫の今後を心配したルースがエレベータ—のある住居へ引っ越そうとアレックスを説き伏せ、今の住まいを売ることにしたのだ。いよいよ明日が購入希望者のためのオープンハウスの日。不動産エージェントをやっているリリーは手ぐすね引いて内覧希望者を待ち構えていた。

そんな時、ドロシーに異変が。夫妻は5番街の行きつけの動物病院へとタクシーを走らせる。ところが、車は一向に動かない。折から、マンハッタンへ渡る橋上でタンクローリーが道をふさいでいるらしい。ようやく獣医に見てもらったドロシーはヘルニアを患っており、手術が必要と言われてしまう。
翌朝、やる気満々のリリーがお客を連れてやって来た。オープンハウスは一風変わったニューヨーカーたちで大賑わい。早速いくつかのオファーが入ると同時に、獣医からドロシーの手術成功の連絡を受け取り、二人はほっと一安心。一方、いそいそと新居候補を探し始めるルースとアレックスをよそに、タンクローリー事故は一夜にしてテロ事件へと様相を変えていた。

果たして、アレックスとルースの見晴らしの良い我が家は誰の手に渡るのか? 夫妻の新しい家はどうなるのだろうか? そして、アレックスとルースが最後に下した決断とは?

スタッフ

監督:リチャード・ロンクレイン
原作:ジル・シメント
脚本:チャーリー・ピータース

キャスト

モーガン・フリーマン
ダイアン・キートン
シンシア・ニクソン
クレア・バン・ダー・ブーム

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