原題:Drawing Days

2015年/日本/86分/カラー 配給:アミューズ/ライブ・ビューイング・ジャパン

2015年8月8日(土)より、渋谷シネクイントにて1週間限定ロードショー

(C)2015/アミューズ

公開初日 2015/08/08

配給会社名 0325/1379

解説


本作は、昨年放送されたドラマ『ごめんね青春!』や、今年3月に公開された映画『あしたになれば。』で、その存在感と演技力が大きな注目を集めている若手俳優・小関裕太が主演を務め、監督・脚本は昨年公開の『小川町セレナーデ』で監督デビューを果たし、同作品で新藤兼人賞・銀賞を受賞した原桂之介が手がけた。
また、古舘寛治、須藤理彩、根岸季衣といった実力派俳優たちが脇を固め、20歳を刻む小関と共に物語を紡ぎだしている。
穏やかな光と町の佇まいが、色彩美を醸し出す神奈川県三浦市を舞台に、「夢を心に秘めた青年」と「夫に先立たれた婦人」のふたりによる「奇妙な共同生活(ルームシェア)」が始まるところから物語は進んでいく。
“絵を描きたい”閉ざしていた夏生の心を動かす、佳乃の言葉—。変わりゆく日々を形成していくふたりの生活とは—。
この『Drawing Days』は、6月6日(土):東京、6月7日(日):大阪にて行われた「小関裕太 20th BirthDayスペシャルイベント」にて第一弾上映が行われ、大好評の声にお応えし待望の劇場公開が決定!なお、この1週間の上映では、主演・小関裕太の舞台挨拶付の上映回や、来場者全員にポスタープレゼントを行うなど、この作品をより楽しんでいただく特典もご用意し、本作の公開を盛り立てる!

ストーリー


変わりゆく日々の中で、いま、何を残したい?
社長と従業員が一人だけの、古びた街の電器店「マツダ電気商会」で働く浦瀬夏生(小関裕太)のもとへ、九州の母親から1本の電話がかかる。それは弟が国立大学に合格したという知らせであった。弟の合格を喜びつつも歯切れの悪い夏生。母親は夏生が一流電気会社で社長の片腕として働いていると勘違いしているが、本当のことを言い出せずにいた。
昭和の香りが残るキッチンで古めかしいトースターを覗きこむ一組の男女。「マツダ電気商会」の社長の昭治(古舘寛治)と、倉持佳乃(根岸季衣)である。トースターの修理を依頼された昭治は、帰りがけ仏壇に手を合わせる。佳乃の夫は半年前に亡くなったばかりだったが、絵を描いてるばかりで面白くなかったからせいせいしたと佳乃は強がる。
夏生の狭いアパート。その床にところ狭しと並べられた画材……。地元の工業高校を卒業し、東京で一人暮らしをしている夏生には親にも社長の昭治にも話していなかったが、絵を描く趣味があった。給料をほとんど画材購入に使ってしまい貯金がない夏生は、家賃の更新と弟の合格祝いを買うため給料を前借りしたいと昭治に申し出る。うちの給料は高くないが、贅沢しなければ少しは貯められたはずだとあやしむ昭治。
ある日、修理した古いトースターを届けに行った昭治は、佳乃が「ルームシェアをする」と言い出して、娘のひかり(須藤理彩)と言い争いになっているのを耳にする。「最適任者を知ってます」と去っていった昭治が連れてきたのは、夏生だった。
いよいよ佳乃の“ルームメイト”として越して来た夏生は、佳乃に倉持家を案内されるが、唯一通されない部屋があった。そこは佳乃の夫が使っていたアトリエだという。気になる夏生だが、佳乃が取ってくれた出前の寿司を2人で囲み、2人暮らしのルールを決め、とにもかくにも60歳と19歳の奇妙なルームシェアが始まったのだった……。

スタッフ

監督・脚本:原 桂之介

キャスト

小関裕太
古舘寛治
須藤理彩
根岸季衣

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