原題:Macbeth

第68回カンヌ映画祭コンペティション部門

2015年10月2日イギリス公開

2015年/イギリス・フランス・アメリカ/カラー/113分/ 提供:アイアトン・エンタテインメント 配給:吉本興業

2016年5月13日公開

(C)2015 / STUDIOCANAL S.A. - Channel Four Television Corporation 2015

公開初日 2016/05/13

配給会社名 0884

解説


英国の劇作家ウィリアム・シェイクスピアが、1606 年頃に成立させた戯曲『マクベス』。実在したスコットランド王マクベスをモデルにした同作は、「ハムレット」、「オセロー」、「リア王」と並ぶ4大悲劇の中でも最も有名で、これまで映画、オペラ、舞台など様々な形で世界中で愛されている作品です。また、日本でも“マンガの神様”手塚治虫や、“世界の NINAGAWA”こと演出家の蜷川幸雄、そして“映画界の巨匠”黒澤明までもがマクベスをベースにした作品を発表するなど幅広いジャンルから支持され、世代や時代をこえて高い人気を誇っています。

この度、2010 年のアカデミー賞で作品賞含む4冠に輝いた名作『英国王のスピーチ』のプロデューサーと、2大オスカー・キャストの競演により新たに映画化された超大作『マクベス』の日本公開が、吉本興業配給(初の洋画配給作品)により決定致しました。今年 5 月に開催された「第 68 回カンヌ国際映画祭」では、コンペティション部門のクロージング作品として上映され、上映後には約 10 分間のスタンディングオベーションが起こり、作品の圧倒的な映像美とドラマ性の高さが絶賛された世界的な話題作となります。

中世スコットランドを舞台に、欲望と野心にとらわれた勇敢で有能な戦士・マクベスが、最愛の妻“レディ”マクベスと共に歩んだ、究極の激動の生涯を描いた本作。「シェイクスピア史上最高傑作」とも言われる原作に忠実な解釈を行いながらも、圧倒的かつ繊細な映像表現で、オーストラリア出身のジャスティン・カーゼル監督が、心の描写を中心に新たな映画作品として描ききります。

マクベスを演じる主演のマイケル・ファスベンダーは主演作『SHAME-シェイム-』にて、2011 年の「第 68 回ヴェネツィア国際映画祭」コンペティション部門で俳優賞を受賞。また、ブラッド・ピット製作で話題となった『それでも夜は明ける』では2013年の「第86回アカデミー賞」助演男優賞にノミネートされ、一躍トップアクターの仲間入りを果たしました。そのセクシーな容姿と共に<世界最高の演技派>の一人として注目されている俳優です。また、マクベスの妻を演じるマリオン・コティヤールも主演映画『エディット・ピアフ〜愛の賛歌〜』での「第 80 回アカデミー賞」主演女優賞受賞をはじめ、「第 65 回ゴールデングローブ賞」主演女優賞、「第 33 回セザール賞」主演女優賞などを受賞したフランスを代表する女優。また、2013 年には「世界で最も美しい顔 100 人」の第 1 位に選出されています(出典:米映画サイト TC Candler)本作ではファスベンダーと共に、手を血に染め、野心と欲望に苛まれながら次第に狂気に満ちていく夫婦を演じています。
本作の制作スタジオである StudioCanal から、「吉本興業及びアイアトン・エンタテインメントの新しい事業である洋画の映画配給に関して、喜びをもって協力いたします。」とコメントが届き、日本での公開に大きな期待が寄せられています。
また、全米での配給を行うのは、ハリウッドで絶大な影響力をもつザ・ワインスタイン・カンパニー、数々の作品でアカデミー賞を受賞している名門配給会社が手掛ける事で、早くも<今年の映画賞の主役>という声が日増しに高くなってきています。

ストーリー



舞台は中世スコットランド。仁徳が高く慈悲深いダンカン王に仕える将軍・マクベスは、反乱軍との激しい戦闘の末、勝利を収める。
その岐路、謎めいた魔女が現れ、“マクベスは領主になり、そして王になるだろう”という不可解な予言を囁く。
ともに行動していた将軍・バンクォーには、“子孫が王になる”と告げた。謎めいた予言を残し霧のように消えた魔女にとまどうマクベスたちの元に、王の使いが到着する。
なんとコーダの領主が死亡し、マクベスが領主となるよう勅命が下ったのだ。魔女の囁きによって、忠誠心とは裏腹に王座への野望という炎を心に灯してしまったマクベスを、言葉巧みにマクベス夫人が夫の良心を消し去ろうと画策する。そんなとき、ダンカン王がマクベスの城に宿泊する日がやってきた!
マクベス夫婦の野心が、人間の奥底に潜む魔性のごとき“狂気”をむき出しにしてしまう…。

スタッフ

監督:ジャスティン・カーゼル

キャスト

マイケル・ファスベンダー
マリオン・コティヤール
パディ・コンシダイン
ショーン・ハリス
ジャック・レイナー
エリザベス・デビッキ
デビッド・シューリス

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