オーバー・フェンス
原題:Over the Fence
『海炭市叙景』『そこのみにて光輝く』に続く、佐藤泰志三部作の最終章
第21回釜山国際映画祭「アジア映画の窓」部門
2016年/日本/カラー/112分/ 配給:東京テアトル
2016年9月17日(土)テアトル新宿ほか全国ロードショー!
©2016「オーバー・フェンス」製作委員会
公開初日 2016/09/17
配給会社名 0049
解説
主演には、国際舞台の第一線で活躍する唯一無二の俳優 オダギリ ジョー(39)が元サラリーマンの職業訓練校生・白岩義男を演じる。ヒロイン・田村聡(さとし)には、抜群の演技力と存在感を放ち続ける蒼井優(30)が風変わりなホステス、“鳥になりたいと願う女”を体当たりで演じきる。また白岩に興味をもつ職業訓練校生の代島和久を、その独特の空気感で人気を集める松田翔太(30)が扮する。
メガホンをとるのは、邦画界で最も新作を熱望され、最新作『味園ユニバース』(15年)のスマッシュヒットが記憶に新しい山下敦弘監督(38)。
本作は、「その瞬間を生きている人間たちの映画にしたい」という山下監督のテーマのもと、“愛を失くした男” 白岩と“愛を求め続ける女”聡が出逢った時、人が人を愛すること、そして共に生きていきたいと願うこと、『オーバー・フェンス』というタイトルが示す通り、二人はそこにある何かを越えていく———。
本作は山下監督の新境地でもある、函館の短い新緑の季節を舞台に人々が愛を探し求め、その瞬間を切り取った大人のラブストーリーであり、家族とは、夫婦とは、共に生きるとは、人間の普遍的なテーマに向き合う物語となっている。
撮影は北海道 函館を中心に行われ2015年7月17日に無事クランクアップ。現在、編集作業に入っており完成は2015年冬予定。
ストーリー
家庭をかえりみなかった男・白岩は、妻に見限られ、東京から故郷の函館に戻りつつも実家には顔を出さず、職業訓練校に通いながら失業保険で暮らしていた。訓練校とアパートの往復、2本の缶ビールとコンビニ弁当の惰性の日々。白岩は、なんの楽しみもなく、ただ働いて死ぬだけ、そう思っていた。ある日、同じ職業訓練校に通う仲間の代島にキャバクラへ連れて行かれ、そこで鳥の動きを真似る風変りな若いホステスと出会う—。名前は聡(さとし)。「名前で苦労したけど親のこと悪く言わないで、頭悪いだけだから」そんな風に話す、どこか危うさを持つ美しい聡に、白岩は急速に強く惹かれていくが…。
スタッフ
原作:佐藤泰志
監督:山下敦弘
脚本:高田亮
撮影:近藤龍人
キャスト
オダギリジョー
蒼井優
松田翔太
北村有起哉
満島真之介
松澤匠
鈴木常吉
優香
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