原題:The Zero Theorem

2013年/イギリス・ルーマニア・フランス・アメリカ合作/カラー/107分 配給:ショウゲート

2015年5月16日(土)YEBISU GARDEN CINEMA、新宿武蔵野館他にてロードショー!

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公開初日 2015/05/16

配給会社名 0008

解説


コンピューターに支配された近未来。孤独な天才コンピューター技師コーエン(クリストフ・ヴァルツ)は、荒廃した教会に一人こもり、人生の意味を教えてくれる電話が鳴るのを待ちながら、謎めいた数式「ゼロの定理」の解明に挑んでいた。ある日、魅力的な女性ベインスリー(メラニー・ティエリー)と出会ったことで、彼の人生は大きく変動し始める—。

映画史に残る名作として有名な『未来世紀ブラジル』、『12モンキーズ』に続き、近未来世界を舞台に鬼才テリー・ギリアム監督が、人間の存在意義と生きる目的を謳いあげるヒューマンドラマの傑作!
主演は、二度のアカデミー賞に輝き、本年度のゴールデングローブ賞で主演男優賞にノミネート(『ビッグ・アイズ』コメディ/ミュージカル部門)されたクリストフ・ヴァルツ。その相手役に、98年ジュゼッペ・トルナトーレ監督の『海の上のピアニスト』(98)で長編映画デビューを飾り、その後も『危険なふたり』(05)、『インストーラー』(07)、『バビロン A.D.』(08)、などフランス映画を中心に活躍するメラニー・ティエリー。また、ウェス・アンダーソン監督の『ムーンライズ・キングダム』(12)や『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)などに起用された注目の若手ルーカス・ヘッジズも重要な役どころで出演する。

テリー・ギリアム監督は「『未来世紀ブラジル』を作ったとき、当時我々が生きていた世界を描こうとした。『ゼロの未来』は私が思うに、我々が今住んでいる世界の一端だ」と語る。さらに「我々は正直で、ファニーで、美しくて、スマートで、驚きに満ちた映画を作ろうと試みた。複雑な現代に生きる男が、彼の人生の意味を問うシンプルな映画を。避けられない人間関係や愛への渇望、満ち足りた魅惑的なキャラクター、そして意味深く賢くウィットに富んだ脚本が、簡単に答えが出ない疑問を提起するのだ。皆さんが最近目にする映画とは異なる作品であればと思う」と、観る者へ問いかけながらも、鬼才らしい意味深な言葉を残す。

ストーリー

我々の人生に意味を与えてくれるものはなにか?幸せを与えてくれるものはなにか?

近未来世界。世間になじめない天才コンピューター技師コーエン(ヴァルツ)は、謎の定理を解明する義務を任される。荒廃した協会に一人で住み、定理の解明と人生の目的を知る為、ある電話を待ち続ける。ある日、パーティーに連れ出されたコーエンはそこで魅力的な女性ベインスリー(ティエリー)と出会う。強引なベインスリーに最初は迷惑するコーエンだったが、次第に彼女に惹かれていく。また同じ頃、会社の社長の息子でコーエンと同じくコンピューターの天才であるボブとも交流が始まる。閉ざされた世界で恋を知ったコーエンは生きる意味を知るが・・・。

スタッフ

監督:テリー・ギリアム
製作:ニコラス・シャルティエ、ディーン・ザナック
製作総指揮:パトリック・ニュウォール
脚本:パット・ルーシン
撮影:ニコラ・ペコリーニ
美術:デビッド・ウォーレン
衣装:カルロ・ポッジョーリ
編集:ミック・オーズリー
音楽:ジョージ・フェントン

キャスト

クリストフ・ワルツ
デビッド・シューリス
メラニー・ティエリー
ルーカス・ヘッジズ
マット・デイモン

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