2015年/日本 配給:東宝

2015年12月5日公開

(C)2015「杉原千畝」製作委員会

公開初日 2015/12/05

配給会社名 0001

解説


第二次世界大戦、リトアニア領事として日本政府に背き、ユダヤ難民にビザを発給し続け6000人の命を救ったといわれる外交官、杉原千畝(すぎはら ちうね)。
多くのユダヤ難民の命を救い「日本のシンドラー」と呼ばれた千畝の壮絶な半生が映画化されます。混乱の世界情勢下においてインテリジェンス・オフィサー(諜報外交官)として危険な諜報戦に身を投じ、日本へ情報を発信し続けた彼の「信念」も描かれる作品となります。
本作は第二次世界大戦下、ソビエトやナチスドイツなど大国の侵略に翻弄された歴史を持つポーランドにて、オールロケを敢行。日本人、ポーランド人、そしてハリウッドの混成ムービーチームが、現在ポーランド全土で撮影中です。
主人公・杉原千畝を演じるのは俳優・唐沢寿明。『20世紀少年』3部作を大ヒットに導き、「白い巨塔」「ルーズヴェルト・ゲーム」など、社会派ドラマやエンターテインメント大作で強い輝きを放つ実力派。一方、天真爛漫な千畝の妻・幸子(ゆきこ)には、国際派女優・小雪が演じます。また脇を固めるのは濱田岳、塚本高史、滝藤賢一、そして小日向文世と、若手からベテランまで歴史大作にふさわしい実力派ばかり。
さらにポーランド本国で絶大な人気をもつ俳優陣もキャスティングされました。2011年、モントリオール国際映画祭で最優秀男優賞を獲得し世界に認められた俳優ボリス・スジックが千畝の右腕ペシュを、『ソハの地下水道』(2010)や『ワレサ−連帯の男−』(2013)など、日本で公開される作品も多い女優アグニシュカ・グロコウスカが千畝に密かな思いを寄せる女性イリーナを演じます。
世界を舞台にした本作にふさわしい、国際的なスタッフ・キャストを束ねるのは、『太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男』のUSユニット監督を務めたチェリン・グラック監督。『ブラックレイン』や『トランスフォーマー』など、ハリウッド大作での長い助監督時代で培った豊かな経験値とあふれる才能をフルに生かし、壮大でスケール感のある映像が今まさに生まれつつあります。
戦後70年経った今でも色褪せない千畝の物語が、圧倒的映像とともに感動超大作として2015年秋公開となります。

ストーリー


1934年、満洲。外交官の杉原千畝は、堪能なロシア語と独自の諜報網を駆使し、ソ連北満洲鉄道譲渡の交渉を成立させる。しかしその裏で共に闘った仲間を失い、在モスクワ大使館への赴任を希望していた千畝も、ソ連から「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」として入国を拒否される。そのため千畝は、リトアニア・カウナスの日本領事館への勤務を外務省に命じられる。
1939年、リトアニアに渡った千畝は、新たな相棒ペシュと共に諜報活動を開始。ヨーロッパ情勢を探り、分析し、日本に発信する。やがてドイツがポーランドに侵攻し、第二次世界大戦が勃発すると、ナチスに迫害され国を追われた大量のユダヤ難民が、カウナスの日本領事館へヴィザを求めにやってくる。必死に助けを乞う難民たちの数は日々増して行くばかり。日本政府からの了承が取れないまま、千畝は自らの危険を顧みず、難民たちに日本の通過ヴィザを発給することを決断するのだが……

スタッフ

監督:チェリン・グラック
脚本:鎌田哲郎/松尾浩道
音楽:佐藤直紀

キャスト

唐沢寿明
小雪
ボリス・スジック
アグニェシュカ・グロホウスカ
濱田岳
塚本高史
滝藤賢一
小日向文世

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