原題:TUNNEL OF LOVE – THE PLACE FOR MIRACLES

もう一度、君に逢いたい・・ 主演:未来穂香×監督:今関あきよし

ハノイ国際映画祭2014World Cinema部門

2014年/日本/85分/5.1ch /ステレオ/ビスタサイズ/カラー/デジタル 配給:アイエス・フィールド

2015年2月21より新宿K’s cinemaにてロードショー

(C)2014「クレヴァニ、愛のトンネル」製作委員会

公開初日 2015/02/21

配給会社名 1250

解説


ウクライナに実在する緑のトンネル、そこは奇跡を起こす場所
世界初の映画ロケ敢行! 日本・ウクライナ初の合作映画が遂に完成

ウクライナの田舎町の外れに実在する、緑に包まれたトンネル。貨物列車が1日に1往復するだけの幻想的な美しい場所。ここでキスした恋人たちは永遠に結ばれる……。20年前に失った恋人の幻影を追い求めてそのトンネルにたどり着いた男、そして現れた少女。だが彼女に逢えるのはその場所だけだった——。狂おしいまでの愛のせつなさが胸に迫る映像叙事詩。
緑のトンネルで再会する恋人・一葉に『イタズラなKiss〜Love in TOKYO』『思春期ごっこ』の未来穂香。恋人を失い喪失感を抱えて生きる圭に小山田将。少女たちのきらめいた一瞬を切り取ることに定評のある今関あきよし監督が、20年の時を越えて人たちの切ない愛の物語を作り上げた。
「愛のトンネル」と言われ世界的に有名なウクライナ・クレヴァニ村の緑のトンネルは実際に存在し、映画で撮影されたのは世界初となる。

ストーリー




 8ミリフィルムの儚い映像に、若き日の柏木一葉(未来穂香)が映っている。撮影したのは、23歳の松田圭(水野勝)だ。当時、高校の新任教師だった圭は、生徒である18歳の一葉に想いを寄せていた。両親との関係がうまくいっていない一葉にとって、圭は唯一の理解者だった。二人の禁断の関係は、いつしか校内での噂となっていく。
 ある日、圭は一葉を誘いドライブに出掛ける。甘い幸福に酔う二人。しかし、その幸福は長く続かなかった。圭が運転するクルマは、事故に遭ってしまう。血まみれの一葉。その日から彼女は、病院のベッドで昏睡し続ける身となってしまった。
 一葉の父親から強い叱責を受けた圭は、教師を辞めて町を出る。それから、20年。43歳になった圭(小山田将)は寂れた町工場で働いていた。一葉のことは片時も忘れられず、彼女を撮影した8ミリを繰り返し映写して眺めていた。
 当時、一葉が語ってくれた伝説があった。ウクライナのクレヴァニに緑に覆われたトンネルがある。そこでキスをしたカップルは、願い事が叶うというのだ。亡き人の生命が復活する奇跡のトンネルとも。圭は、決意する。一葉が行きたがっていた、そのトンネルに行ってみようと。
 仕事を辞め、海外用の小型炊飯ジャーを購入して、圭はウクライナへと旅立つ。一葉は、圭の握るおにぎりが好物だった。もう一度、彼女におにぎりを食べてもらいたい…。
 ウクライナからバスに揺られ、圭はクレヴァニのトンネルにたどりつく。一葉からおにぎりのお礼に貰った思い出の小石を飾り、トンネルに向って8ミリカメラを廻していると、奇跡が起こった。18歳の一葉が現れたのだ!
 記憶を失っている一葉に、おにぎりを食べながら20年前の日々を語る圭。次第に彼女の意識も甦っていった。しかし、一緒に日本に帰ろうという圭の提案に、一葉は沈黙した。
「俺がここで暮らせば、毎日、一葉と逢えるのか?」
「圭が逢いに来てくれたから、私はここで生まれた。圭が私に逢いたいって思ってくれるから、私はここにいられるの」
 この再会を永遠のものにするため、圭はある考えを実行に移す…。

スタッフ

企画・原案・監督:今関あきよし  
脚本:いしかわ彰 今関あきよし
製作:嶋田豪、今関あきよし 
エグゼクティブプロデューサー:佐々木昭雄、矢口達也 
プロデューサー:関顕嗣、高瀬博行、星野晴美
撮影監督:藍河兼一 
衣裳:Rica 
ヘアメイク:伊藤里香 
音楽:宮崎道 
音響効果:小山健二 
編集:河野真也 
宣伝プロデューサー:植田繁 
クレジットタイトルアート:水野歌 
協力:在ウクライナ日本大使館、在日ウクライナ大使館
主題歌「クレヴァニ〜愛のある場所〜」
作詞・作曲:犬飼伸二 
歌:高本りな 
音楽プロデューサー 犬飼伸二
制作プロダクション:アイエス・フィールド  
配給・宣伝:アイエス・フィールド、アルゴ・ピクチャーズ

キャスト

未来穂香
小山田将
水野 勝(BOYS AND MEN)
板尾創路
岡村洋一
嵯峨周平
魚住ちえこ
小柳朋恵(スチームガールズ)
川村虹花(アリス十番)

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