みちていく
私を噛んでー
第15回TAMA NEW WAVE/グランプリ受賞 うえだ城下町映画祭 第12回自主制作映画コンテスト/大賞受賞
2014年/日本/カラー/89分 制作:配給 シネマトグラフ 配給協力・宣伝トラヴィス
2015年6月27日、ユーロスペースにてレイトショー
公開初日 2015/06/27
解説
みちると新田舞は同じ陸上部のエースと部長の高校2年生。夏休み目前の学校も、代替わりしたばかりの部活も、なんとなく落ち着かない雰囲気である。ひょんなことから互いの秘密を共有した2人は仲良くなるが、新田が部活をやめてしまい……。
◎増村保造の再来か!、21歳の恐るべき新人監督、竹内里紗。
17歳の少女たちを肉感をもって軽やかに描ききったのは撮影時、弱冠21歳の竹内里紗監督。立教大学時代に万田邦敏監督らに師事し、演出の基礎を学び、本作は卒業制作ながら、その完成度の高さが話題を呼び、お披露目した国内の二つの映画祭で、いきなり連続グランプリ受賞という快挙を成し遂げる。増村保造の情熱と完成度、相米慎二の瑞々しさを持ち合わせた、恐るべき才能を秘めた新人監督の誕生が今評判を呼んでいる。
◎少女たちの嘘と秘密のサークルゲーム
ふたりの少女、みちると新田。陸上部を舞台に、満たされない二人の少女—みちると新田を中心とした10 代の多感な少女たちの群像劇。
主演の飛田桃子の独特の存在感と生命力溢れる肉体、山田由梨の凛とした佇まいと繊細な演技、そして監督である竹内里紗の三人の女性たちの生きるエネルギーが結集し、単なるガールズムービーでない重厚な人間ドラマが立ち上がる。
ストーリー
新月の日にお願いごとすると満月の日に叶うんだよ——
歳の離れた恋人に身体を噛んでもらうことでしか自分を実感できない陸上部のエースみちる(飛田桃子)。生真面目で部員たちに疎まれる部長の新田(山田由梨)。夏も近づくある日、みちるは新田の大切な日誌を黙って持ち帰ってしまう。日誌には毎日の練習がびっしりと、そして部員たちの悪口とともに「梅本みちる—なにも考えてなさそう」と書かれていた。みちるは新田の家を訪ね、自分の秘密を打ち明ける。満たされない2人は正反対の性格に惹かれ合い友情を深めていくが、夏休みを目前に新田が部活をやめてしまい…
スタッフ
監督・脚本・編集:竹内里紗
撮影:松島翔平
照明:山田陽一朗
録音:鈴木冴、岩崎紀子
助監督:武隈風人、鈴木冴
音楽:金光佑実
協力:立教大学、シネマトグラフ
キャスト
飛田桃子
山田由梨
鶴田理紗
西平せれな
崎田莉永
山口佐紀子
篠原友紀
宮内勇輝
泉水美和子
小野孝弘
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