パッセンジャー
原題:Passengers
2016年12月21日全米公開
2016年/アメリカ/カラー/配給:松竹
2017年3月24日
公開初日 2016/12/予定
配給会社名 0003
解説
本作では、人類史上かつてない移住計画のため、冬眠装置で眠る5000人を乗せ地球を後にした豪華宇宙船アヴァロン号が舞台となる。目的地の惑星到着までは120年、解禁となった映像はそんな冬眠から目覚めた男・ジムの姿が映し出されている。
流線型の前衛的なデザインの船内は、ジムの動きに合わせて音階のように次々と明かりがついていく。さらに、突如として部屋一面に銀河系が広がる様子には、「さすが近未来の豪華客船!」と思わず声を上げてしまいそうなワクワクドキドキが止まらない圧巻の光景となっている。「もうじき着陸だろ」と言葉を発するジムの表情も、豪華すぎる船内と新たな世界への期待に胸を高鳴らせた笑顔。しかし、気になることが一つだけ…“他の乗客が見当たらない”のだ。
ジムは素朴でちょっとシャイな性格のエンジニア。ロウアーデッキ(=エコノミークラス)の乗客で労働者階級である彼は、“壊れたものは即交換する”時代になった地球を後にし、自分の技術力が役立つ場所を求めてこの宇宙船に乗った。この時代に似つかわしくない“昔ながらの男”ジムを、本作のメガホンを取ったモルテン・ティルドゥム監督は“観客の共感を呼ぶキャラクター”だと位置づけている。「ジムは“使えなくなった物は捨てる”という世界に違和感を抱いているんだ。使い捨ての世界の中で、自分の存在価値が廃れてしまったように思っている。思いやりの心や育てる心が強い人物なんだ」と説明している。そんな彼の夢は、到着した新しい惑星でゼロから自分の家を建てることなのだ。
しかし映像の後半では、そんなジムの期待と夢が脆くも崩れ去ってしまう衝撃の事実が突き付けられる。なんと120年冬眠する予定だったジムは、わずか30年しか経たないうちに目覚めてしまっていたのだ。徐々に明らかになっていく絶望的状況に、見る見る眉間にシワが寄っていくジム。「到着まで90年」…宇宙船内のシステムから無情にも告げられる事実には、ジムも映像を観るこちらも言葉を失ってしまう。“このままでは宇宙船内で人生を終えるしかない”事態となったジムだが、この後、もう一人の主人公である著名作家のオーロラ(ジェニファー・ローレンス)と出会うことになる。地球では決して出会うはずのなかった身分の違う2人は、そんな極限状況で出会い、だんだんと惹かれ合っていくのだ。
この映画史上類を見ない極限状況のロマンスには、演じる二人も興奮のコメントを明かす。ジムを演じるクリス・プラットは、「宇宙で孤立した2人の空間は孤独感に溢れている。でも同時に、そこには普通の物語にはないような愛が同居しているんだ」と説明する。また、オーロラを演じるジェニファー・ローレンスは、「ジムとオーロラが直面するのは想像を超えるような極限的な状況。でも、それが普通ではないからこそ2人の愛が強調されるの」とも語っている。
90年も早く目覚める絶望的な状況に置かれたジムとオーロラ。“地球では出会うはずのない”2人の男女の≪壮絶な愛と運命≫の行方とは――。
ストーリー
20××年――新たなる居住地を目指し、5000人の乗客<パッセンジャー>を乗せた豪華宇宙船アヴァロン号が地球を後にした。目的地の惑星到着まで120年。冬眠ポッドで眠る乗客の中で、なぜか2人の男女だけが早く目覚めてしまった。90年も早く――。エンジニアのジムと作家のオーロラは絶望的状況の中でお互いに惹かれ合っていく。なんとか生きる術を見つけようとするが、予期せぬ出来事が2人の運命を狂わせていく――。
スタッフ
監督:モルテン・ティルドゥム
脚本:ジョン・スパイツ
キャスト
クリス・プラット
ジェニファー・ローレンス
LINK
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https://youtu.be/7dcMVYhBe0U
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