この世で俺／僕だけ

さえない中堅サラリーマンと悪（ワル）になりきれない不良高校生が、偶然の出来事でめぐり会い、ある事件にまきこまれていき、そこから、二人の思うがママの疾走が始まる、痛快エンターテイメントです。
学校で会社で、組織に不満を感じ飛び出せないでいた二人。それぞれの世代の気持ちを代弁してくれているかのような二人が、ロープを飛び越えた時、見る側も一緒に走り出す気分となります。
監督は、ウォン・カーウァイ、ソフィア・コッポラらが審査員を務めた「LOUIS VUITTON Journeys Awards 2009」にて
世界グランプリを受賞し、広くそのスタイリッシュかつ叙情性に富んだ映像が評価されている、月川翔。
「苦役列車」で名演技をみせたマキタスポーツと「紙の月」「バンクーバーの朝日」と出演作品が続き、更に今年第５７回ブルーリボン賞助演男優賞を受賞したばかりの池松壮亮が、改新の演技を見せてくれています。