野火
原題:Fires On The Plain
第 15 回東京フィルメックス・オープニング作品 第19回釜山国際映画祭・アジア映画の窓部門 トロント映画祭2014 WAVELENGTHS 部門 ベネチア国際映画祭2014
2014年/日本/カラー/87分/ 配給:海獣シアター
2016年05月12日よりDVDリリース 2015年7月25日、渋谷ユーロスペースほか全国ロードショー
(C)SHINYA TSUKAMOTO / KAIJYU THEATER
公開初日 2015/07/25
配給会社名 0761
解説
第二次大戦末期のフィリピン。既に日本軍の敗色は濃厚な中、肺病を病んで部隊を追いだされ、行き場を失った田村一等兵は熱帯の原野を一人さまよう。極度の飢えに苦しみつつ彼が目撃したものは、想像を絶する地獄絵図だった……。大岡昇平の同名戦争文学を塚本晋也が監督兼主演で映画化した作品。目的を失った泥沼の戦場という極限状況の中に放り込まれた兵士たちの姿は、現在の世界で展開されている様々な戦争を思い起こさせずにはいないだろう。撮影の一部は実際にフィリピンでも行われ、雄大な自然とその中で苦悶する人間たちとのコントラストが見事に表現されている。ヴェネチア映画祭コンペティションに選ばれ、大きな話題を巻き起こした傑作。
ストーリー
第2次世界大戦末期のフィリピン・レイテ島。
日本軍の敗戦が色濃くなった中、田村一等兵(塚本晋也)は結核を患い、部隊を追い出されて野戦病院行きを余儀なくされる。
しかし負傷兵だらけで食料も困窮している最中、少ない食料しか持ち合わせていない田村は早々に追い出され、ふたたび戻った部隊からも入隊を拒否される。そしてはてしない原野を彷徨うことになるのだった。
空腹と孤独、そして容赦なく照りつける太陽の熱さと戦いながら、田村が見たものは・・・
スタッフ
監督・製作・脚本・撮影・編集:塚本晋也
原作:大岡昇平
キャスト
塚本晋也
リリー・フランキー
中村達也
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