原題:Devil's Knot

2014年 5月 9日全米公開

2013/アメリカ/114分/5.1ch/シネマスコープ/字幕翻訳:松浦美奈/ 配給:キノフィルムズ

2014年11月14日(金)、TOHOシネマズ シャンテ、新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー

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公開初日 2014/11/04

配給会社名 1093

解説


全米を震撼させ、社会現象を巻き起こした衝撃の実話。
アメリカ史上希にみる‘未解決事件’の裏側に何があったのか?

 『スウィート ヒアアフター』『アララトの聖母』などで知られるカナダの名匠アトム・エゴヤンの最新作『デビルズ・ノット』は、全米を震撼させた猟奇殺人であり、史上最悪の冤罪とも呼ばれる“ウエスト・メンフィス3事件”を映画化したサスペンス・ミステリーである。警察による呆れ返るような証拠紛失や自白強要、事件と何ら関係のない“証人”たちの作り話、さらに保守的な地域特有のヒステリックな集団心理、アウトサイダーへの偏見といった根深い問題をあぶり出しながら、事件の裏側では実際なにが起こっていたのか、真犯人は一体誰なのか、悪魔より恐ろしい人間の闇をまざまざと浮き彫りにしていく。
事件を生々しく追ったドキュメンタリーのテレビ放映をきっかけに、史上最悪の冤罪事件ではないかとの疑いが浮上。ジョニー・デップ、ウィノナ・ライダー、ピーター・ジャクソン、パール・ジャムのエディ・ヴェダーといった大勢の著名人が3人への支援活動を繰り広げるなど、社会現象へと発展していった。報道記者として活躍してきたマラ・レヴェリットのベストセラー・ノンフィクションを原作とする本作は、豪華実力派キャストが配された登場人物はすべて実在&実名のキャラクター。とりわけ『英国王のスピーチ』のコリン・ファース、『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』のリース・ウィザースプーンというオスカー俳優ふたりが、事件の重要な関係者を演じ、『アメイジング・スパイダーマン2』のデイン・デハーン、『アメリカン・ハッスル』のアレッサンドロ・ニヴォラ、『ワールド・ウォーZ』のミレイユ・イーノス、といったベテランと若手注目株が厚みのあるアンサンブルで映画に説得力を吹き込み、複雑怪奇にしてスリリングな群像劇を牽引していく。

彼らは本当に犯人ではないのだろうか。
“真犯人”はいまだ野放しになっているのだろうか。

まさしく本作は、事件発生から20年以上経った現在も真実が闇の彼方に眠るミステリーに迫った問題作なのである。

ストーリー









1993年初夏、ウェスト・メンフィスで児童の猟奇殺人が発生。殺された少年たちは手足を靴紐で縛られ、体には人間の所業とは思えない暴行の痕があった。戦慄した地元住人らはパニックに陥り、全米のメディアは小さな田舎町に押し寄せた。犯行当日の夜、現場近くのレストランに現れた血まみれの黒人男性、児童らの顔見知りだったアイスクリーム売りの若者(デイン・デハーン)など、捜査線上に浮かび上がった不審人物は決め手を欠き、報道が過熱するなか、警察は16〜18歳の若者3人を犯人と断定、逮捕した。未成年者の逮捕に激震が広がる中、事件の成り行きに不自然さを覚えた私立探偵のロン・ラックス(コリン・ファース)は独自で調査を開始する。一方、被害者の母親のひとり、パム(リース・ウィザースプーン)も裁判を通して浮上したさまざまな矛盾に動揺し、人知れず苦悩を深めていた・・・。

スタッフ

監督:アトム・エゴヤン
脚本:ポール・ハリス・ボードマン、スコット・デリクソン 
原作:マラ・レヴェリット 
製作:エリザベス・ファウラー、リチャード・サパースタイン、クラーク・ピーターソン、クリストファー・ウッドロウ、ポール・ハリス・ボードマン 
製作総指揮:モリー・コナーズ 
撮影監督:ポール・サロッシー 
プロダクションデザイン:フィリプ・バーカー 
編集:スーザン・シプトン 
音楽:マイケル・ダナ 
美術監督:トーマス・ミントン 
衣装デザイン:カリ・パーキンス 
VFX監修:トム・ターンビル 
特殊メイク:ビル・「スプラッター」・ジョンソン

キャスト

コリン・ファース
リース・ウィザースプーン
スティーヴン・モイヤー
エイミー・ライアン
デイン・ダィハーン
ジェームズ・ハムリック
クリストファー・ヒギンズ
セス・メリウェザー
ミレイユ・イーノス

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