オマール、最後の選択
原題:Omar
2013年/パレスチナ/カラー/96分 配給:アップリンク
2015年
公開初日 2016/12/予定
配給会社名 0009
解説
主人公のオマールは、監視塔からの銃弾を避けながら分離壁をよじのぼっては、壁の向こう側に住む恋人ナディアのもとに通っていた。思慮深く真面目なパン職人として働くオマールだが、壁の向こう側では仲間と共に自由のために闘う戦士だ。しかし、ある日、イスラエル兵士を殺害した疑いで捕えられ、イスラエル軍より拷問を受け、死ぬかスパイになるかの選択を迫られる…。自爆攻撃者の心情、若者たちの葛藤を描き出した『パラダイス・ナウ』のハニ・アブ・アサド監督の最新作『オマール、最後の選択』(原題:omar)は、占領下のパレスチナに暮らす若者たちを中心に一筋縄ではいかない友情や恋、そして、死んで英雄になるか、裏切り者として生きるのかという究極の選択を迫られ苦悩する青年オマールの状況を、切実に、サスペンスフルに描いた作品だ。特筆すべきは、本作がすべてパレスチナ資本によって製作されたことだ。製作スタッフも全てパレスチナ人、撮影も全てパレスチナで行われ、出演者のほとんどが演技経験のない新人たちだ。監督のハニ・アブ・アサドはこう発言している。「これは占領下に閉じ込められ、厳しい状況に直面した愛についての映画である」。本作は、2014年アカデミー賞外国語部門にパレスチナ代表としてノミネートされている。
ストーリー
スタッフ
監督・製作・脚本:ハニ・アブ・アサド
撮影:エハブ・アッサル
編集:マーティン・ブリンクラー
イヤス・サルマン
キャスト
アダム・バクリ
ワリード・ズエイター
リーム・リューバニ
サメール・ビシャラット
エヤド・ホーラーニ
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