ピンク映画五十周年記念作品

2014年/日本/71分/カラー/35mm/R18 配給:PG、ぴんくりんく

2016年11月5日(土)〜11日(金)ラピュタ阿佐ヶ谷にて公開 2014年10月4日(土)よりユーロスペースにてレイトショー公開

(C)PG ぴんくりんく

公開初日 2014/10/04

配給会社名 1559/1326

解説


人生は、遠くから見れば喜劇—
巨匠・渡辺護監督 最後のおくりもの

1962 年、小林悟監督『肉体の市場』の製作以後、独立系会社による低予算の成人向け映画が〈ピンク映画〉と称され、斜陽にあった日本映画界を立て直す大きな産業として急成長する。そして、若手作家が巣立つ場所としても大きな役割を担い、このジャンルから多くの監督、脚本家、スタッフ、俳優が成長を遂げていった。
約 200 本の作品を撮りあげた巨匠・渡辺護監督が「四十八手」「春画」という日本独特のエロティシズムを題材に本作を企画。
25 年に渡りピンク映画専門誌の発刊、ピンク映画のアカデミー賞といわれる〈ピンク大賞〉を主宰する「PG」と関西を拠点に月刊でフリーペーパーの発行やイベントを企画する「ぴんくりんく」というピンク映画ファン有志が、2012 年の〈ピンク映画五十周年〉を記念し、本作の製作に乗り出した。
ところが、渡辺監督は製作準備中に病に倒れ、自宅での療養中に他界される。渡辺監督の意思を受け、近年の渡辺作品の脚本家であり、渡辺監督の長編ドキュメンタリーを完成させた井川耕一郎が初めて商業映画でメガフォンを取り、二組の夫婦をめぐる愛と欲望を軸に、シュールな味わいたっぷりに人間の本質をユニークに浮かびあがらせる作品に仕上げた。

ヒロイン役には、2012 年にピンク映画デビューを果たし、同年の〈ピンク大賞〉にて女優賞&艶技賞のダブル受賞という快挙を成し遂げ、現在のピンク映画界で最も期待される女優・愛田奈々。そして、佐々木麻由子、ほたる、岡田智宏、なかみつせいじ、野村貴浩という、近年のピンク映画を支えるベテラン俳優陣が顔を揃え、濃密なエロティシズムを体現している。

35 ミリフィルム撮影という映画づくりにこだわり、業界が誇るスタッフ・キャストが結集し、ピンク映画への熱き思いにあふれた、50 周年というアニバーサリーに相応しい本格エロス作をつくりあげた。

ストーリー

スタッフ

企画・原案:渡辺護  
監督・脚本:井川耕一郎
撮影・照明:清水正二 
主題歌:結城リナ 
助監督:佐藤吏 
特殊造形:新谷尚之 
編集:酒井正次 
録音:シネキャビン 
題字:日野繭子
製作・配給:PG ぴんくりんく 

キャスト

愛田奈々
岡田智宏
なかみつせいじ
佐々木麻由子
ほたる
野村貴浩

LINK

□公式サイト
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す