2014年/日本 配給:東宝映像事業部

2014年10月17日公開

©2014「キス我慢選手権 THE MOVIE2」製作委員会

公開初日 2014/10/17

配給会社名 1125

解説


2013年6月、深夜バラエティの一企画が映画化されるという奇跡が起きた。 その名は『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE』。 小規模公開ながら週末興行ランキング15位に食い込み、 ブルーレイ&DVD発売時にはAmazonのコメディ映画部門で1位を獲得した。

あれから一年と4ヵ月。シリーズ第2弾となる『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE2 サイキック・ラブ』が早くも公開される。 これは、前作の続編ではなく、“Mr.キス我慢”こと劇団ひとり(川島省吾)が踏み出す新たなる世界への旅路である。

「キス我慢選手権」は、テレビ東京の深夜バラエティ番組『ゴッドタン』で1、2を争う人気&名物企画。 あるシチュエーションに放り込まれた芸人たちが、セクシーアイドルたちからの誘惑に抗い、アドリブで対応しながらキスを1時間我慢できればミッションクリア 。挑戦者の“忍耐力”と“アドリブ力”が試されるこの企画で、その才能を開花させたのが劇団ひとり。 役柄に入り込み、状況を瞬時に把握し、名台詞を連発する能力に恵まれたひとりのキス我慢選手権は次第にスケールアップしていき、 ひとりが24時間キスを我慢する壮大なストーリー『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE』へと結実した。

『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE2 サイキック・ラブ』は高校が舞台。 スポーツも勉強もできるスーパー高校生の川島省吾が、何者かがコントロールする世界で翻弄されながら、24時間キスを我慢する。 醍醐味はやはり、リハーサルを重ねて設定と台詞をたたき込んだプロの俳優たちがつくりあげた世界観に、 誰が出演するか、どんな話なのか全く知らされていない劇団ひとりがアドリブでどう対応するか。

その世界でひとりを先導する親友役を演じるのは、ひとりとはほぼ同期、お笑いコンビ元アクシャンのメンバーで、 現在では劇団イキウメに所属し、第21回読売演劇大賞優秀男優賞を獲得するなど、俳優としても脂が乗りきっている安井順平。 その他、福士誠治、中尾明慶、柄本時生といった若手実力派達が劇団ひとりの我々の想像を超えるアドリブに対応するため、 寸暇を惜しんで入念なリハーサルを行い脇を固めた。

また、謎の研究所の研究員にTEAM NACSの戸次重幸と入江雅人、所長役に近藤芳正、 そして圧倒的な存在感で伊藤英明が教師役を熱演し、画面を支配する。ひとりにキスのトラップをしかけるのは、 上原亜衣、小島みなみ、白石茉莉奈といった人気実力ともにトップクラスのセクシー女優たち。

その他、『ゴッドタン』でお馴染みの東京03、マキタスポーツ、三四郎らも出演し、番組ファンを楽しませる。 もちろん、ウォッチングルームで事の成り行きを見守るのはおぎやはぎとバナナマンらMC陣。 劇団ひとりのアドリブの意図をいち早く察知し、爆笑とツッコミの二刀流で、観客にとってのナビゲーター役をクレバーに務めている。

アドリブゆえに二度と撮りなおしのきかないドラマであるがゆえ、十数台のカメラを同時に回し、 ひとりの一挙手一投足を逃すまいと追いかける撮影システムは、映画史に残る発明といっていいだろう。 限られた予算ながら連続爆破、人体発火等、前作にも増して火薬の量と仕掛けを増やし、 これこそがアドリブ撮影の極限と言える画作りにも注力した。メガホンをとるのは前作に引き続き、 『ゴッドタン』のプロデューサー兼演出の佐久間宣行。「何をしたら劇団ひとりを追い込み、 最高のアドリブを引き出せるか」を熟知した佐久間は共同で脚本も執筆。

ストーリー



制服姿の劇団ひとりが、ある場所へと連れていかれアイマスクを外すと、そこは階段の踊り場。 ボロボロの制服を身に纏った女子高生・亜衣(上原亜衣)に導かれると、そこは血まみれの人たちが倒れている屋上だった。

戸惑うひとりに順平(安井順平)が「省吾、逃げろ!」と声をかけるが、仮面をつけた男に操られた亜衣の超能力にコントロールされ、 身体が動かない。

そして省吾は殺されて命を落とす。物語冒頭でいきなり主人公が死ぬという「キス我慢」史上、 もっとも謎に包まれたオープニングに、ウォッチングルームのMC陣も戸惑いを隠せない。

その頃、とある研究所では、研究員の小林(戸次重幸)と関(入江雅人)がモニターを観ながら 「プログラム」「ターゲット」「強制終了」「実験体」「コールドスリープ」といった謎の会話を繰り広げていた。 省吾が目を覚ますと、そこは高校の保健室のベッドだった。保健教師からの甘い誘惑を楽しんだ省吾は、 不良に絡まれた亜衣が超能力を発揮するところを目撃する。科学実験部顧問の教師(伊藤英明)は、 亜衣の能力をコントロールして高く売ろうと考える一方で、亜衣の兄セイジ(福士誠治)を落ちこぼれ能力者扱いし、セイジは鬱屈を抱えていた。

スタッフ

監督:佐久間宣行
脚本:森ハヤシ、佐久間宣行
構成:オークラ
音楽:岩崎太整
主題歌:森山直太朗

キャスト

川島省吾
小木博明
矢作兼
設楽統
日村勇紀
福士誠治
中尾明慶
柄本時生
安井順平
上原亜衣
小島みなみ
白石茉莉奈
松丸友紀
小宮浩信
相田周二
角田晃広
飯塚悟志
豊本明長
深水元基
マキタスポーツ
入江雅人
戸次重幸
近藤芳正
伊藤英明

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