ジャック・ケルアック/キング・オブ・ザ・ビート
原題:Kerouac, the Movie
1985年/アメリカ/カラー/72分 配給:アダンソニア
2014年3月22日公開
(C)John Antonelli
公開初日 2014/03/22
配給会社名 1104
解説
今回が日本初公開となるのは、小説『オン・ザ・ロード/路上』で一躍時代の寵児となり、ビート・ジェネレーションを代表する人物ジャック・ケルアックのドキュメンタリードラマ『ジャック・ケルアック/キング・オブ・ザ・ビート』(1985)。
本作は、ケルアックの人生をドラマ化したパートと、作家本人の映像、更にはアレン・ギンズバーグ、ウィリアム・バロウズなど知己のあった人々の貴重な証言などをリミックスして見事に構成。ケルアックの幼少期から放浪期、そして晩年に至るまでをまとめた貴重な作品です。
他には、アルコール・ドラッグ中毒の治療にサナトリウムを訪れた男が体験する幻想世界を、シュールなタッチで描く異色作、コンラッド・ルークスの初監督作品『チャパクア』(1987)。同じくルークスの第2作にして最後の作品、文豪ヘルマン・ヘッセの世界的ベストセラーで、ビートニク世代のバイブルと言われた同名小説を原作に、シッダールタ(釈迦)の悩める一生を描く『シッダールタ』(1972)。
現代写真家の巨匠、ロバート・フランクがメガホンをとり、トム・ウェイツ、Dr.ジョン、J・ストラマーなど玄人好みのミュージシャンが多数ゲスト出演するロードムービー『キャンディ・マウンテン』(1990)。ウィリアム・バロウズ原作、デヴィッド・クローネンバーグ監督『裸のランチ』(1992)、ボブ・ディランの若き日の姿をリアルに映し出した『ドント・ルック・バック』(1967)、60年代のポップ文化が咲き乱れたロンドンを鮮やかに切り取った伝説のドキュメンタリー『スウィンギング・ロンドン1&2』(1967/1977)など、これぞ“ビートニク”な一筋縄ではいかない作品を集めました。
ストーリー
1957年に発表した『オン・ザ・ロード/路上』で一躍時代の寵児にのぼりつめたジャック・ケルアック。この映画は”ビートニクの帝王”としていまだに根強い人気をもち続けるケルアックのドラマチックな人生を再現したドキュドラマである。マサチューセッツの小さな街ロウエルに出現した時から,マリン・カウンティ、そしてカリフォルニアにいたるまでのケルアックの姿がドラマと本人の映像、バロウズやギンズバークなどの証言によって浮き彫りにされる。
スタッフ
監督:ジョン・アントネッリ
ナレーション:ピーター・コヨーテ
キャスト
ジャック・ケルアック
ウィリアム・バロウズ
アレン・ギンズバーグ
ジャック・クールター
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