怒れ！憤れ！−ステファン・エセルの遺言ー

昨年2月27日に死去したステファン・エセルの遺書というべき書「怒れ！憤れ！」を、
フランスの鬼才トニー・ガトリフが映像化！

93歳の元レジスタンス闘士＜ステファン・エセル＞が怒ることの大切さを語りかけた、わずか32ページのパンフレットが欧米の若者の心を動かし、
世界的大ベストセラーになった。そのメッセージは、2011年スペイン15M運動にはじまるヨーロッパの大衆運動＜INDIGNADOS（怒れる者達）＞に火をつけた。
パリ・バスティーユ、ギリシャ・アテネ、トルコ・イスタンブール…‥そしてアメリカのウォール街を占拠せよへ！
無関心はいけない。世の不正義に目をつぶるな。本作は、エセルのその著書「怒れ！憤れ！」にインスパイアされたトニー・ガトリフ監督の最新作である。
ガトリフ監督は＜INDIGNADOS運動＞がスペインで始まった時、緊急に撮影を始め、実際のデモの中で、エセルのメッセージに重ねて一人の移民の少女の物語を描いた。
本物のデモだからこその圧倒的な迫力、そしてガトリフならではの身体の奥に響いてくるような音楽と目に焼き付いて離れないイメージで語られる心揺さぶるメッセージ。
君は怒りをもって生きているか？今の日本にエセルが問いかけている。