ありふれた事件
原題:C'est arrive pres de chez vous
1992 年/ベルギー/仏語/モノクロ/96 分/STEREO/ビスタ/ 配給:「ありふれた事件」上映委員会
2014年3月1日より、シアター・イメージフォーラムにて公開 1994年3月19日初公開
(C)1992 Belvaux-Bonzel-Poelvoorde for Les Artistes Anonymes.
公開初日 2014/03/01
配給会社名 1514
解説
犯罪、暴力、殺人。モノクロ画面に展開される強烈な映像、生々しい現実性と真実味を感じさせるドキュメンタリー・タッチのストーリー。公開当時(1992 年)、世界を魅了した本作は、ベルギーの若い 3 人(レミー・ベルヴォー、アンドレ・ボンゼル、ブノワ・ポールヴールド)の手で製作された。1992 年、カンヌ国際映画祭で世界各国からの高評価を獲得した本作は、本国ベルギーで『氷の微笑』『リーサル・ウェポン 3』を凌ぐ驚異的ヒットを記録!そしてその独特のフェイク・ドキュメンタリー仕立ての撮影手法は、後の同手法(POV)映画『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』『パラノーマル・アクティビティ』などに大きな影響を与えた。その後、アメリカのサンダンス映画祭やニューヨーク映画祭などでも上映され、クエンティン・タランティーノ監督(『パルプ・フィクション』『キル・ビル』)、ブライアン・デ・パルマ監督(『キャリー』『ブラック・ダリア』)からも熱烈な支持を受けたのである。
ストーリー
列車の窓辺にたたずむ男、ベン。彼は突然、列車内ですれ違った女性を絞殺し、死体を鉄橋から川に投げ込む。そして死体の性別、年齢によって重しの重量が違うことを説明する。実は今、殺人・強盗を職業としている彼をテーマにしたドキュメンタリー映画の製作中なのだ。撮影クルーは、監督のレミー、カメラのアンドレ、録音のパトリックの 3 人。ベンは、どういう人間を殺せば最も割が良いかを説明しながら、次々と殺人を重ね、撮影クルーはそれをフィルムに収めていく。そんなベンと行動を共にすることで、様々な危険を冒し始める撮影クルーたちも、次第に彼の犯罪に加担し、女性を輪姦、殺害、さらには内臓を取り出すという狂気に走る。そしてモラルを失った彼らに、思いがけない事態が迫ろうとしていた・・・。
スタッフ
監督:レミー・ベルボー、アンドレ・ボンゼル、ブノワ・ポールブールド
製作:レミー・ベルボー
アンドレ・ボンゼル
ブノワ・ポールブールド
原案:レミー・ベルボー
脚本:レミー・ベルボー
アンドレ・ボンゼル
ブノワ・ポールブールド
バンサン・タビエ
撮影:アンドレ・ボンゼル
音楽:ジャン=マルク・シェニュ
キャスト
ブノワ・ポールブールド
レミー・ベルボー
アンドレ・ボンゼル
ジャン=マルク・シェニュ
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