太陽の坐る場所
2014年/日本/カラー/102分 配給:ファントム・フィルム
2015年9月5日より『××× KISS KISS KISS』公開記念、新宿K’s cinemaで特集上映 2014年10月4日(土)より、有楽町スバル座ほか全国ロードショー 2014年9月27日(土)より、山梨にて先行ロードショー
©2014『太陽の坐る場所』製作委員会
公開初日 2014/10/04
配給会社名 0442
解説
高校時代に味わった、素直で幼気で容赦のない悪意。結局、あの頃の自分を抱えたまま、いつしか大人になっていた。そして、様々な思惑が絡む10年目の同窓会。いつか、あの人を…自分を、許せるだろうか。閉じ込められていた過去から、未来へと扉を開くために。
『ツナグ』のヒットも記憶に新しい直木賞作家・辻村深月の小説『太陽の坐る場所』を、『ストロベリーショートケイクス』『スイートリトルライズ』の矢崎仁司監督が映画化。辻村が得意とする地方都市を舞台にかつての同級生たちの交錯する想いを描いたこの小説に、矢崎監督が惚れ込み、自身で脚本を執筆して映画化を熱望。女性の内面の繊細な描写に定評がある矢崎監督が、豊かな心理描写と細やかな演出で“彼女たち”の物語を紡ぎ出す。
高校時代はクラスの女王様のような存在であったが、今は地元の地方局アナウンサーとして満たされずに過ごしている高間響子を水川あさみが演じる。また、高校時代は地味な存在であったが、今をときめく女優として同級生から羨望の眼差しで見つめられる鈴原今日子には木村文乃。また同級生の地方銀行員・島津に三浦貴大、その島津が想いを寄せる由希は森カンナが扮する。同じ名前を持つ二人の響子と今日子。初めて知る、痛み、切なさ、怒り、嘲り、そして自分への失望。誰もが経験した青春の苦みと痛み、そして、誰もが抱え込むその傷跡と未来へと踏み出そうとする葛藤の物語。
ストーリー
東京から電車で2時間ほどのある高校の同級生たちが、10年後のクラス会で顔を合わせる。それまでに、幾度か開催されているクラス会だが、自然と田舎組と東京組に分かれてしまう。田舎組の中心にいるのは、高校時代の女王で地方アナウンサーとなった響子。
しかし、最近の話題はもっぱら、かつての同級生で今をときめく女優となった“キョウコ”のことばかり。クラス会に現れない“キョウコ”を巡って、田舎町の高校生だった頃と現在が混じりあい、それぞれの想いが描かれていく。
皆の羨望を浴びるため有名ブランドのデザイナーだと嘘をつく由希…
そんな由希を高校時代から一途に想い続ける島津…
そして、響子がずっと胸に秘めてきた恋、苦しみ、孤独…
ついに“あること”をするために女優キョウコが皆の前に姿を現す…
響子の想いが初めて太陽に曝され、明かされる真実。
「太陽はどこにあっても明るいのよ」
響子が長い間、過去に囚われていた人生、未来への扉が、今、開かれる…
スタッフ
監督:矢崎仁司
原作:辻村深月
脚本:矢崎仁司
主題歌:藤巻亮太
製作:山梨日日新聞社、山梨放送、甲斐ゼミナール、学校法人山梨学院、内藤ハウス、ムスタッシュ、ファントム・フィルム、フィルムバンディット
制作プロダクション:ムスタッシュ
企画協力:文藝春秋
配給・宣伝:ファントム・フィルム
キャスト
水川あさみ
木村文乃
三浦貴大
森カンナ
鶴見辰吾
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