原題:郊遊 Stray Dogs

2013年/台湾、フランス/138分/DCP/カラー/1:1.85/中国語/ 後援:台北駐日経済文化代表処 配給:ムヴィオラ

2015年04月02日よりDVDリリース 2014年9月6日(土)より、シアター・イメージフォーラム他全国順次公開!!

(C)2013 Homegreen Films & JBA Production

公開初日 2014/09/06

配給会社名 0690

解説


現代の台北。果てなき孤独を照らす、異界の光。
『河』『愛情萬歳』の巨匠ツァイ・ミンリャン、最後の傑作。

映画監督として最後の作品となる本作で、ツァイ・ミンリャンが初めて描く子供の姿。
それはまるで、まだ人ならざるクリーチャーのように異界からの光を放つ。だが、子供はやがて人になり、人間の絶対的な孤独を知る。人であるということは、孤独であることと同義だと言うように。第一作から描きつづけてきた“現代”と“孤独”を、これまで以上に大胆な描写で、繊細に、豊饒に映し出す圧倒的な映画の力。有無を言わさず目に灼きつける強靭さと、いくつもの物語を包含する自由さ。映画史上に残る驚異的な長回しのラストシーンにいたるまで、ワン・カット、ワン・カットに映画が立ち上がる。
まさに「ここまで来た」と感嘆せずにいられないツァイ・ミンリャン最後の傑作である。

ストーリー







父と、幼い息子と娘。水道も電気もない空き家にマットレスを敷いて三人で眠る。父は、不動産広告の看板を掲げて路上に立ち続ける「人間立て看板」で、わずかな金を稼ぐ。
子供たちは、試食を目当てにスーパーマーケットの食品売り場をうろつく。そんな毎日でも子供たちの姿は、郊外に遊ぶピクニックのようだ。だが、どしゃ降りの雨の夜、父はある決意をする……

スタッフ

監督ツァイ・ミンリャン 撮影リャオ・ペンジュン
サン・ウェンチョン
ルー・チンシン

キャスト

リー・カンション
ヤン・クイメイ
ルー・イーチン
チェン・シャンチー

LINK

□公式サイト
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す