原題:Insurgentes

2012年/ボリビア/83分 配給:シネマテーク・インディアス

2014年5月4日公開

(C)Cinematheque Indias

公開初日 2014/05/04

配給会社名 0123

解説


2013年国際政治映画祭第一位(ブエノスアイレス)/2013年UNASUR(南米諸国連合)ドキュメンタリー映画祭最優秀賞(アルゼンチン)

18世紀末、スペインの支配からの解放を目指す先住民族の戦いに始まり、2世紀有余後の2005年、ついに先住民出身のエボ・モラレス政権が誕生するまでのボリビアの歴史を物語り、さらに過去に留まらず、21世紀の「革命の映画」へ歩みつづける最新長編。

監督ホルヘ・サンヒネスが言うところでは、「この映画は、今日のボリビア社会が経験しつつある社会・政治過程をめぐる内省」を企図している。

「この国の集団的な記憶から排除されてきた人物や出来事を取り戻すこと、公認の歴史では忘却の彼方に封じ込められてきた史実を掘り起こすこと」である。

「植民地支配下の1781年に先住民族が行なった〈ラパス包囲戦〉に始まり、現在に至る過程」を見通そうとする作品である。植民地期の叛乱は、公認の歴史書の中では確かに無視されることが多いから、その叛乱を担った人物や事実経過を思い起こすこと自体が意味を持つ。

現代にあっては、2000年のコチャバンバにおける水道事業民営化反対闘争、2003年の天然ガス売り渡し反対闘争などが、新自由主義的経済秩序を軸としたグローバリゼーションの趨勢に対しての抵抗が現に存在していることを明らかにしていて、ボリビア国内に留まることのない、世界に普遍的な意義を指し示す。

ストーリー

スタッフ

監督・脚本:ホルヘ・サンヒネス

キャスト

ルカス・アチリコ
レイナルド・ユフラ
ロベルト・チョケウアンカ

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