原題:Prisoners

全米初登場No.1! 全米批評家大絶賛!!

2013年/アメリカ/カラー/153分/
配給:ポニー・キャニオン/松竹 宣伝:KICCORIT

2014年G.W.5月3日(土)新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー!

(C)2013 Alcon Entertainment, LLC. All rights reserved.

公開初日 2014/05/03

配給会社名 0068/0003

解説


もしも最愛の我が子を奪われたら、あなたはどうするのか?
少女失踪事件の衝撃的な真実を描くヒューマン・サスペンス

 そのあまりにも奇妙な失踪事件は、全米の市民が家族の絆を確かめ合う感謝祭の日に起こった。ペンシルヴェニア州の工務店経営者ケラーの愛娘アナとその親友の少女が、閑静な住宅街で忽然と消えてしまったのだ。まもなく警察は現場近くに不審なキャンピングカーを停車させていた青年アレックスを容疑者として拘束するが、自白も物証も得られず2日後に釈放。捜査を担当する刑事ロキの生温い対応に不満を隠せないケラーは、アレックスこそはアナ誘拐の犯人と確信し、自らの手で彼の口を割らせようとする。最愛の娘を取り戻したい一心で、法律とモラルの一線を踏み越えていくケラー。そして粘り強い捜査によって、新たな容疑者の存在を突き止めていくロキ。しかし謎を解こうともがけばもがくほど混迷が深まるこの難事件の背後には、想像を絶する闇が広がっていた……。
 有力な目撃情報も物証も一切ない少女失踪事件の行方を描く『プリズナーズ』は、あらゆる予想を超えたスリルと衝撃が待ち受けるヒューマン・サスペンスである。最愛の家族、しかも純真な幼い娘が、ある日突然姿を眩ましてしまい、何らかの犯罪に巻き込まれたのか、事故に遭ったのかさえもわからない。そんな宙ぶらりんの極限状況に陥って、怒りと焦燥に駆られた父親は切なる親心から罪深い行為に走り、観る者に言葉を失うほどのショックをもたらす。通常のハリウッド・エンターテインメントではありえない主人公の狂気をはらんだ行動を通して、この驚くべき問題作が突きつけてくるのは「もしも、あなたが愛する我が子を奪われたらどうしますか?」という問いかけ。かくして消えた少女の父親ケラーを始めとする登場人物たちと同様に事件の“囚われ人”となった観客は、このうえなく複雑で深い感情をかき立てられ、共感と恐怖の狭間で激しく揺れ動くことになるのだ。
 2時間半を超す異形の大長編でありながら全米チャート初登場1位に輝いた本作は、その大胆かつ深遠な内容ゆえに大反響を呼び起こし、多くの批評家の絶賛を博した。ただならぬ緊迫感みなぎるストーリー展開、そして胸を引き裂かれる驚愕の真相とその結末。一瞬たりとも目が離せない前代未聞の失踪事件の全貌が、ついに明らかにされる!

ヒュー・ジャックマンがかつてない新境地に挑み、
注目の気鋭監督が人間と社会の闇をあぶり出す問題作

 『レ・ミゼラブル』『X−MEN』シリーズなどの大ヒット作を世に送り出してきたヒュー・ジャックマンは、言わずと知れた世界的なスーパースターだが、『プリズナーズ』で彼が挑んだのはこれまでになく物議を醸す異色のキャラクターだ。ごく平凡な労働者であり、家族思いで信仰心の厚い男が、愛娘の命が危うい異常事態に直面して混乱し、父親の責任という強迫観念に囚われていく。そんなひとりの人間の情愛とダークサイドを同時に体現した入魂の新境地は、誰からも愛されるジャックマンの華やかなフィルモグラフィーにおいてずば抜けた異彩を放っている。
 ジャックマンとの濃密なアンサンブルを織りなす共演者たちにも、数々の受賞歴を誇る実力派の豪華キャストが配された。ケラーと対立するもうひとりの主人公で、事件解決に執念を燃やす孤高の刑事ロキ役は『ブロークバック・マウンテン』『ゾディアック』のジェイク・ギレンホール。ケラーとともに娘たちの生還を願う家族を『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』のヴィオラ・デイヴィス、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』のマリア・ベロ、『ハッスル&フロウ』のテレンス・ハワードが演じる。さらに『ルビー・スパークス』『それでも夜は明ける』のポール・ダノが事件のキーパーソンたる容疑者アレックスに扮して強烈な存在感を発揮し、『ザ・ファイター』でアカデミー助演女優賞を獲得したメリッサ・レオがその伯母を演じているのも見逃せない。
 そして新進脚本家アーロン・グジコウスキによる傑出したオリジナル・シナリオを映画化したのは、2010年の『灼熱の魂』でアカデミー外国語映画賞にノミネートされ、日本でも多くの観客を驚嘆させたカナダの気鋭ドゥニ・ヴィルヌーヴである。ノワール調のサスペンス・ミステリーと重厚な人間ドラマを見事に融合させるとともに、不条理な“迷路”のイメージをちりばめて日常に潜む闇をあぶり出し、観客を善悪の概念を超越した未知の領域へと誘う演出力は、並々ならぬ才気を感じさせずにおかない。また、アカデミー賞ノミネート歴10回を数える撮影監督ロジャー・ディーキンス、クリント・イーストウッド組の編集者ジョエル・コックスとゲイリー・ローチらの凄腕スタッフが、ヴィルヌーヴ監督のハリウッド・デビューをがっちりとサポートしている。

ストーリー

〈謎だらけの失踪〉

 ペンシルヴェニア州で小さな工務店を営むケラー・ドーヴァー(ヒュー・ジャックマン)のささやかな幸せに満ちた日常は、何の前触れもなく暗転した。凍てつくような寒さの感謝祭の日の午後、6歳の娘アナがひとつ年上の親友ジョイと一緒に外出したまま、忽然と消えてしまったのだ。動揺したケラーは妻のグレイス(マリア・ベロ)、ジョイの両親であるフランクリン(テレンス・ハワード)とナンシー(ヴィオラ・デイヴィス)のバーチ夫妻とともに周辺を捜し回るが、娘たちの姿はどこにもない。ケラーの息子ラルフは、ふたりが消える直前、いかにも怪しげなおんぼろのキャンピングカーが付近に停車していたことを思い出す。
 豪雨が降りしきるその夜、通報を受けて捜索を開始した地元警察は、すぐさま手配中のキャンピングカーを発見。若き敏腕刑事ロキ(ジェイク・ギレンホール)は運転席にいたアレックス・ジョーンズ(ポール・ダノ)という挙動不審な青年を警察署に連行し、厳しい尋問を行う。しかし虚ろな目つきのアレックスは、少女たちの写真を突きつけられても見覚えはないと言うばかり。キャンピングカーからもアレックスの自宅からも、彼の犯行を裏付ける物証は見つからない。そもそも10歳児並みの知能しか持たないアレックスが、ふたりの少女を誘拐してその痕跡をすべて隠滅したという見立ては、ロキには到底現実味のない話に思えた。

〈暴走する狂気〉

 48時間の拘束期限が考慮され、アレックスは伯母のホリー(メリッサ・レオ)に付き添われて釈放されることになった。それを知って署に駆けつけたケラーは、鬼の形相でアレックスに掴みかかり、アナの居場所を聞き出そうとする。そのとき「……僕がいる間は泣かなかった」というアレックスの呟きを耳にしたケラーは、この男こそは娘を誘拐した犯人だという確信を深めるのだった。
 アレックスを解放したロキと警察への不信を強めたケラーは、迷うことなく強硬手段に打って出る。犬の散歩のために自宅から出てきたアレックスに拳銃を突きつけ、今は亡き父親から相続した一軒家に彼を監禁してしまったのだ。「こいつを痛めつけて吐かさないと、娘たちは死んでしまう」。怖じ気づくフランクリンをそう強引に説き伏せて巻き込んだケラーは、怒りの拳を振り上げてアレックスに自白を迫る。それは一刻も早く我が子を取り戻したい親心ゆえだったが、明らかに法律とモラルの一線を超えた行為だった。
 一方、ロキは初動捜査の段階で立ち寄った神父の家の地下室で、ミイラ化した男の死体を発見していた。神父の話によれば、その男はかつて告解にやってきて「子供を16人殺した」と自慢げに語ったという。しかしアナとジョイの失踪事件との関連性は見当たらない。さらにロキは行方不明になったアレックスをケラーが拉致したのではないかという疑念を募らせ、彼の動向をマークしていく。

〈出口なき迷路〉

 そして事件発生から7日目、膠着しかけていた事態が急展開を見せる。捜査線上に浮かび上がっていた重要参考人が、ショッピングセンターに現れたとの目撃情報が寄せられたのだ。その若い男、ボブ・テイラー(デヴィッド・ダストマルチャン)の自宅に単身踏み込んだロキは、異様な光景を目の当たりにする。壁のあちこちに奇怪な迷路のような絵が描かれ、奥の部屋には幾つもの黒い収納箱が置かれていた。箱に隠されていたのは、血のこびりついた大量の子供服と不気味にうごめく何匹もの生きたヘビだった。
 箱の中からアナとジョイの服が見つかったことで、ボブへの容疑がいっそう強まった。ところがボブは取調中に警官が所持していた拳銃を奪い、自らの頭を撃ち抜いて絶命してしまう。愕然とするロキの前に残されたのは、ボブが描いた迷路の絵だけだった。その頃、長年断っていた酒を浴びるように飲みながら、監禁場所でアレックスへの執拗な尋問を続けていたケラーも、「……ふたりは迷路にいるよ」という意味不明の言葉を聞くのだった。
 容疑者ボブの自殺によって捜査は完全に振り出しに戻り、マスコミはふたりの少女の死亡説を一斉に報じた。しかし激しく反目し合うケラーとロキは、まだ彼女たちがどこかで生きていると信じ、別々のルートで真相究明を試みる。そんなとき驚くべき知らせがケラーの耳に届いた。何と自力で逃げ出したジョイが路上で保護され、病院に運び込まれたというのだ。いったいジョイは誰に連れ去られ、どこに閉じ込められていたのか。はたしてアナは無事なのか。ジョイからそれを解き明かすヒントとなる証言を聞き、猛然と病院を飛び出したケラーは、ある場所へと車を走らせる。命に代えても最愛の娘を救いたいケラー、そして彼を追跡するロキの行く手に待ち受けていたのは、この謎だらけの少女失踪事件の背後に渦巻く衝撃の真実だった……。

スタッフ

監督:ドゥニ・ビルヌーブ
製作:ブロデリック・ジョンソン、キーラ・デイビス、アンドリュー・A・コソーブ、アダム・コルブレナー
製作総指揮:エドワード・L・マクドネル、ジョン・H・スターク、ロビン・マイシンガー、マーク・ウォールバーグ、スティーブン・レビンソン
脚本:アーロン・グジコウスキ
撮影:ロジャー・A・ディーキンス
美術:パトリス・バーメット
衣装:レネー・エイプリル
編集:ジョエル・コックス、ゲイリー・D・ローチ
音楽:ヨハン・ヨハンソン

キャスト

ヒュー・ジャックマン
ジェイク・ギレンホール
ビオラ・デイビス
マリア・ベロ
テレンス・ハワード
メリッサ・レオ
ポール・ダノ

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