2014年/日本/カラー/96分/ 配給:東宝

2014年12月10日よりDVDリリース 2014年5月24日公開 全国東宝系

(C)2014 映画「青天の霹靂」製作委員会(仮)

公開初日 2014/05/24

配給会社名 0001

解説


大泉洋&劇団ひとりがコンビ結成!? ヒロイン役には柴咲コウ!
劇団ひとりが映画監督デビュー!みずからの書き下ろし小説『青天(せいてん)の霹靂(へきれき)』を映画化!

 お笑いの枠を超えて、作家、俳優と、マルチな才能を発揮する天才お笑い芸人・劇団ひとり(36)。小説デビュー作でもあり100万部超の大ベストセラーとなった「陰日向に咲く」(06)で見事なストーリーテラーぶりが注目を集め、最近では、川島省吾名義の初主演作『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE』(13)で驚異的なアドリブ力と憑依型の演技力も話題となっている。そして今回、自身の書き下ろし小説第二作目「青天の霹靂」(10年単行本発売・13年8/1文庫本発売予定)を、劇団ひとりみずからが映画監督として初めてメガホンをとることが決定した。

 執筆の段階で「マジックバーで観たバラの手品に感動し、いつしか映画に出来たらという想い」を持っていたという本人も、今回の監督デビューは文字通り「まさに青天の霹靂でございます」と語る。原作発売当時より本人から映画化への思いを聞いていたという川村元気プロデューサー(34)は、「劇団ひとりの一人舞台の演出の緻密さを見て、この人は絶対に映画監督ができると思った」として監督抜擢を決断。全幅の信頼を寄せている。天涯孤独で売れないマジシャンが、自分の生まれる前である40年前の浅草にタイムスリップし若き日の両親と出会いながら自分の出生の秘密を知るという物語を、笑いとユーモアを交えてどう描くのか。その手腕が期待される。なお本作では、主人公・晴夫の父である轟正太郎役を演じることも決定。自ら全シーンの絵コンテを書くなど、気合も十分。ビートたけしに憧れて芸人になり、チャップリンの映画をこよなく愛する劇団ひとり。コメディアンと映画監督、2つの顔を持つ新たな才能が、またひとり、映画界に誕生する。

爆笑必至!大泉洋&劇団ひとりのマジシャンコンビが結成!?ヒロインには柴咲コウ!

 主演は大泉洋。第二弾も大ヒット中の『探偵はBARにいる』シリーズのほか、三谷幸喜監督作『清須会議』など相次いで話題作への出演が続き近年俳優としての魅力が益々増してきた稀代のコメディ俳優が、売れないマジシャン役を演じる。初共演となる劇団ひとりが演じる若き日の父・正太郎とコンビ“ペペとチン”(インド人と中国人という設定の爆笑コンビ)を組んで舞台に立つのも、見所のひとつだ。さらに、クランクインの4か月以上前から、“マジック革命・セロを創った男”として知られる魔耶一星の元で多忙なスケジュールの合間でマジック練習を開始。「これがあまりにも難しく、何とか役をマジシャンからコメディアンに変えてもらえないかと日々頼んでおります(笑)」と早くも音をあげているが、カードやコインを用いたクローズアップマジックから煙草、リング、フローティング、ロープなど大掛かりなステージマジックまで多種多様な技の猛特訓を重ね、映画のラストを飾るマジックシーンの撮影に挑む予定だ

 さらに、ヒロインには柴咲コウ。キップが良くて人間味溢れる“芸人の嫁”という難しい役どころを、今冬公開『47RONIN』でハリウッドデビューも果たした日本を代表する実力派女優が『舞妓Haaaan!!!』以来のコメディ&ヒューマンドラマに挑戦。大泉洋&劇団ひとりという異色のコンビを相手にどんなコメディエンヌぶりを発揮するか、注目だ。

 脚本には「僕の生きる道」「フリーター、家を買う。」など数々の傑作ドラマを生み出してきた橋部敦子。劇団ひとりとの共同脚本作業を通し、原作にないクライマックスのアイディアが生まれるなど、こちらのコンビも息がぴったり。劇団ひとり独特のシニカルでアップビートな笑いではじまり、日々を懸命に生きる市井の人々の幸せな余韻と、一筋の涙を残して幕を閉じる、笑って泣ける感動エンタテインメントを目指し、準備万端である。

ストーリー





売れないマジシャン・轟晴夫は、毎日薄汚れたマジックバーで働く日々。母は幼いころ家を出ていき、父とは10年以上絶縁状態。後輩マジシャンがテレビで活躍するのを横目に、自分に分相応なさえない暮らしを甘んじて受け入れている。そんな晴夫のもとに、警察から電話がかかってくる。「お父さんの正太郎さんが亡くなりました」ホームレスになり果てていた父の突然の死。遺骨を持って、父の住み家であったダンボールハウスにやってきた晴夫は、そこにみずからの未来を見て、死んだように生きている毎日に絶望し涙する。
「なんで俺、生まれてきたんだろう・・・」

そこに青天の霹靂。
青空に一閃の雷が光り、晴夫を直撃する。

晴夫が気づくと、40年前にタイムスリップしていた。途方に暮れて訪ねた先の浅草ホールで、晴夫はスプーン曲げを披露して人気マジシャンとなる。そう、ユリゲラーが来日する前の時代だったのだ。そしてそこで、同じくマジシャンをやっていた若き日の父、そしてそのアシスタントをしていた母・悦子と出会う。どうしようもない父に、かいがいしく付き添う母。ふとしたきっかけで、晴夫は父・正太郎とマジシャンとしてコンビを組んで舞台に立つこととなる。

だがまったくそりがあわないふたりは舞台上で喧嘩ばかり。その姿を見た支配人は、ふたりに「喧嘩マジック」という芸を与える。これが大ヒット。ふたりは一躍人気者となっていく。そんなとき、母・悦子の妊娠が発覚する。そのとき晴夫は気づく。

「10ヶ月後、あの人から生まれてくるのは・・・俺だ」
次第に明らかになる、晴夫の出生の秘密。母はなぜ晴夫を捨てたのか。父と晴夫はなぜ不仲になってしまったのか。そして晴夫はこの先どうなってしまうのか。果たしてやってくる、誕生の日。
そこには思いもよらぬ真実と、感動の結末が待っていた。

スタッフ

監督:劇団ひとり
企画・プロデュース:川村元気
原作:劇団ひとり
脚本:劇団ひとり、橋部敦子

キャスト

大泉洋
柴咲コウ
劇団ひとり

LINK

□公式サイト
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す