原題:Cairo Time

2009年/カナダ・アイルランド合作/カラー/90分/ 配給:エデン

2013年10月12日(土)より、 新宿武蔵野館他、全国順次ロードショー!

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公開初日 2013/10/12

配給会社名 0113

解説


『旅情』(55)、『男と女』(66)、『フォロー・ミー』(72) 『恋におちて』(84)、『恋人たちの距離』(95)、『ラヴソング』(96)、『ロスト・イン・トランスレーション』(03)…、世界の様々な場所で繰り広げられてきた愛の名作の数々…。

そして今、エジプトの首都にして世界遺産を数多く有するアフリカ最大の都市カイロという圧倒的なロケーションを舞台に、美しくも切ないラブストーリーの新たな傑作が誕生しました。

出演は、ヒロインのジュリエットに、トッド・ソロンズ監督の『エデンより彼方に』(02)でニューヨーク映画批評家賞助演女優賞受賞、ピーター・ヘッジス監督の『エイプリルの七面鳥』(03)でアカデミー助演女優賞ノミネートをはじめ、ラース・フォン・トリアー監督の『ドッグヴィル』(03)、ジョージ・クルーニー監督の『グッドナイト&グッドラック』(05)、イザベル・コイシェ監督の『エレジー』(08)、ウッディ・アレン監督の『それでも恋するバルセロナ』(08)、『人生万歳!』(09)など、数多くの名作で印象的な演技を披露している現代アメリカ映画界を代表する名女優パトリシア・クラークソン。ジュリエットの心をとらえる魅力的なエジプト人男性タレクには、『キングダム・オブ・ヘブン』(05)、『シリアナ』(05)、『ミラル』(10)などで個性的な存在感を見せるスーダン生まれの名優アレクサンダー・シディグ。ジュリエットがパーティで知り合って意気投合する奔放な友人キャサリンに、『美しすぎる母』(07)、『この愛のために撃て』(10)などの他、ゴヤ賞の主演女優賞に輝く『私が、生きる肌』(11)での衝撃的な演技も記憶に新しいスペインの人気女優エレナ・アナヤ。タレクの元恋人ヤスミンには、フランスを中心に活躍し、細野晴臣のアルバムにも参加経験のあるチュニジア生まれのシンガーソング・ライターで、『シェリタリング・スカイ』(90)など、女優としても数多くの出演作があるアミナ・アナビ。ジュリエットの夫マークには『スウィート ヒアアフター』(97)、『コンフィデンスマン/ある詐欺師の男』(12)などのカナダの演技派トム・マッカムス。監督・脚本を手がけたのは、シリア人の父とパレスチナ人の母を持つカナダ人女性監督ルバ・ナッダ。13本の短編映画で世界各国500以上の賞に輝き、アトム・エゴヤンに見出されてメジャー・デビューを果たしたカナダ映画界期待の新鋭で、長編3本目となる本作にもエゴヤンは原案協力として参加しています。

[ギザのピラミッド]、[カイロ歴史地区]、[ハン・ハリーリ・バザール]、[カスルエルニール橋]、[白砂漠]、[スルタン・ハサン・モスクとマドラサ]、[エル・フィジャウィ・カフェ]、[絨毯工房]…、数々の世界遺産や観光名所など、カイロ各地で撮影が行われた本作は、2009年のトロント国際映画祭で最優秀カナダ映画賞を受賞。全米劇場公開時(10年8月6日)には、わずか5館でのスタートながら、週末のチケットが全回ソールドアウトとなる大人気を博し、興収1位の『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』、2位の『インセプション』などを圧倒するスクリーン・アベレージで同週1位を獲得、その後最大76館まで拡大され14週にわたるロングランヒットを記録し、映画批評サイトROTTEN TOMATOESでは、“2010年の最も高い評価を受けたラブストーリー”となりました。

ストーリー




女性誌の編集者ジュリエットは初めてカイロを訪れた。彼女はそこで、パレスチナのガザ地区で働いている国連職員の夫マークと待ち合わせ、休暇を一緒に過ごす予定だった。しかし、空港で彼女を待っていたのは、夫ではなく国連で夫の元警備担当をしていたエジプト人のタレクだった。マークはガザ地区でのトラブルで到着が遅れるため、信頼できるタレクに妻の出迎えを依頼したのだった。ジュリエットは見知らぬ異国の街で、いつ来るかわからない夫を待ちながら心細い思いをしていた。そんな彼女の姿を見て、タレクは街を案内して回る。歴史ある街並みや建造物の数々、エキゾチックな異文化の匂い…、はじめは不安でいっぱいだったジュリエットだが、タレクの紳士的なエスコートでしだいにカイロの街や人々の魅力を知るようになる。仕事と子育てで忙しかった彼女にとって、これほどのんびりと時間を過ごしたことも、妻でも母でもなく、一人の女性として扱われることも久しくなかったことだった。やがて、ジュリエットとタレクは、お互いが好感を持っているだけでなく、しだいに強く惹かれ合っていくのを感じていた…。

スタッフ

監督:ルバ・ナッダ
脚本:ルバ・ナッダ
原案協力:アトム・エゴヤン

キャスト

パトリシア・クラークソン
アレクサンダー・シディグ
エレナ・アナヤ

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