原題:Diana

やっと会える。ほんとうのあなたに・・・・・。

2013 / イギリス / 113分 / カラー / ビスタ / 5.1chデジタル / 字幕翻訳:戸田奈津子
配給:ギャガ

2013年10月18日(金)より、TOHOシネマズ有楽座ほかにて全国ロードショー

(c) 2013 Caught in Flight Films Limited. All RIghts Reserved
(c) Laurie Sparham

公開初日 2013/10/18

配給会社名 0025

解説


今なお人々の心に生き続ける〈世紀のプリンセス〉初の映画化!世界が知らない本当のダイアナを描く感動の物語

 2013年7月、英国ロイヤルベビー誕生のニュースが、世界を駆け巡った。その報道の端々に、今はもうこの世にいない一人の女性の名前が躍っていた。“キャサリン妃、ダイアナ元妃と同じ病院で出産”“母ダイアナへのウィリアム王子の想いが反映”“英国王室史上初の革命的育児はダイアナ元妃の影響”……。  元英国皇太子妃ダイアナ──人々に忘れ去られることが本当の死だとすれば、彼女は今も、いや永遠に生きている。そんな中、ついにダイアナを描く初の映画が完成した。英国王室からの新しい風に乗って、知られざるダイアナの物語が今、日本に届く──!

36歳の若さで謎に満ちた死をとげた 元英国皇太子妃ダイアナ。 “伝説”には、秘められた1ページが まだ残っていた──。王室を離れたダイアナが一人の女性として、最期まで追い求めたものとは?

 それは、現代のシンデレラストーリーのはずだった。1981年、保育士だったダイアナが、英国のチャールズ皇太子と結婚、20歳の可憐なプリンセスの誕生に人々は熱狂した。翌年には長男ウィリアムが、続いて次男ヘンリーが誕生するが、伝統を重んじる王室の中で、現代的な自由を求めるダイアナは孤立していく。チャールズの不倫に傷つき、秘密の恋に逃げ場を探したダイアナに、無遠慮なカメラの放列が追い打ちをかける。こうして、おとぎ話は離婚という形で幕を下ろす。  王室を離れても、幸せは見つからない。華やかなスポットライトを浴びる一方で、息子たちと離れて暮らす孤独に耐え、24時間追いかけて来るメディアと闘い、母として女性として、愛を求めるダイアナ。そんな時に出逢ったのが、人の命を救うことにすべてをかける心臓外科医、ハスナット・カーンだった。元プリンセスではなく一人の人間として受け止めてくれるカーンに支えられ、初めて自分の足で人生を歩き始めるダイアナ。  本作『ダイアナ』が鮮やかに切りとるのは、離婚を決意したダイアナが、プリンセスから一人の女性へと自立していく姿。自分は弱い人間だと自覚しているからこそ、救いを必要とする弱者の気持ちを理解し、地雷廃絶運動などの人道支援に情熱を傾けていくダイアナ。人々の“心の女王”になると決意したダイアナの、知られざる顔が明かされていく。
 物語が進むにつれて、私たちは驚き、共感し、感動する。世界を飛び回るダイアナが、<本気>で世の中を変えようとしていたことに。1997年8月31日の交通事故まで、彼女に残された時間はあと僅か。それでも最後の瞬間まで輝き続けたダイアナのエネルギーが本作に宿り、今再び私たちの心を癒し、励まし、勇気づけてくれるのだ。  

ドイツ人監督だからこそ踏み込めた、ダイアナの素顔と王室の裏側 アカデミー賞R2度のノミネートを誇るナオミ・ワッツが、キャリアのすべてをかけてダイアナを生きる!

 ダイアナには、今や演技派女優の代名詞であるナオミ・ワッツ。ダイアナの一番の特徴である囁くように柔らかな声と話し方を完璧にマスター。憂いを秘めた上目使いと、太陽のような笑顔、何気ない立ち居振る舞いがダイアナにそっくりだと驚嘆の声を集めている。さらにダイアナの内面に深くコミットし、絶望の淵から這い上がる彼女の魂の叫びを表現、早くも本年度オスカーの最有力候補に名乗りを上げた。  ダイアナの自立を支えた、かけがえのない存在のハスナットには、『イングリッシュ・ペイシェント』「LOST」のナヴィーン・アンドリュース。ダイアナが頼りにしていた執事ポール・バレルには、『ロビン・フッド』のダグラス・ホッジ。ダイアナの治療師で相談相手のウーナには『アリス・イン・ワンダーランド』のジェラルディン・ジェームズ。最後の恋人ドディ・アルファイドには『ニュースの天才』のキャス・アンヴァー。  監督は、『ヒトラー 〜最期の12日間〜』のオリヴァー・ヒルシュビーゲル。タブーを恐れずに史上最大の“悪”の“人間性”を掘り起こして絶賛され、アカデミー賞R外国語映画賞にノミネートされた。誰もが知っている著名人の秘められた内面に迫る手腕を高く評価され、ダイアナを描けるのも彼しかいないと今回の起用となった。脚本は『リバティーン』のスティーヴン・ジェフリーズ。  ダイアナのお気に入りだったデザイナーたちも全面協力、ヴェルサーチのブルーのドレス、ジャック・アザグリーがダイアナ36歳の誕生日に贈った黒のドレスを始め、記憶に残る数々のドレスが再現された。その他、靴やバッグはトッズ、ディオール、ジミーチュウ、ジャケットやコートはラルフローレンやイエガー、ジュエリーはショパールと、ファッション・アイコンだったダイアナのハイセンスなワードローブが甦る。王室が撮影を許可したケンジントン宮殿の正門やガーデンの貴重な映像も見逃せない。  世界が夢中になったスキャンダルの陰に隠れていた、まだ誰も知らないダイアナが、ここにいる。私たちが会いたかった〈本当のダイアナ〉が──。

ストーリー








Somewhere beyond right and wrong There is a garden I will meet you there ── Rumi

──孤独なプリンセス── 誰が私を受け止めてくれるの?
 1995年、ダイアナ(ナオミ・ワッツ)が夫のチャールズ皇太子と別居して、3年が経とうとしていた。以前と変わらず、公務に出かけるたびに華やかなスポットライトを浴びるダイアナ。だが、ケンジントン宮殿に帰ると、自分で作った簡素な料理を一人で食べるという、プリンセスとは思えない寂しい暮らしを送っていた。ウィリアムとヘンリーの二人の王子にも、王室の意向で5週間に1度しか会えなかった。  治療師で親友のウーナ(ジェラルディン・ジェームズ)に、誰かに闇に落とされる夢を見ると相談するダイアナ。ウーナは、幼い頃に母親に去られた心の傷がまだ癒えていないと指摘する。

──心ときめく出会い── 私が何者かを知らないような自然な態度なの
 ウーナの夫が倒れたと聞き、ケンジントン病院へ駆けつけたダイアナは、心臓外科医のハスナット・カーン(ナヴィーン・アンドリュース)に紹介される。ダイアナは自分を特別扱いしないハスナットに惹かれ、彼を夕食に招待する。気さくで飾り気がなく、人の命を救うことに人生を捧げるハスナット。ダイアナは心から尊敬できる男性に、やっと出会えたと確信する。  真夜中の病院にハスナットを訪ね、パパラッチに写真を撮られるダイアナ。彼女と付き合えば、行く先々で騒がれる運命にあることを悟ったハスナットは、もう会えないと告げようとするが、すでにダイアナに心を奪われていることに気付く。

──弱者に寄り添う新たな人生── 3週間前なら、私は粉々になっていました
 あれから1年、チャールズとの離婚を経て、新たな人生を歩み始めたダイアナは、地雷廃絶運動のためアンゴラに降り立つ。病院を慰問し、手足を吹き飛ばされた人々に優しく微笑み、子どもの頬を撫で、一人一人に温かな声をかけるダイアナ。  しかし、英国の保守派は、自分たちと対立する政治的な活動と判断、国防副大臣はダイアナを“はた迷惑な女”と非難する。「力で戦え、世界一有名な女性だろ?」と、国際電話でハスナットに励まされたダイアナは視察や慰問の域を超えて地雷撤去の最前線に立ち、地雷原を歩いてみせる。その写真は、たちまち全世界に報道され、称賛と支持を集めるのだった。  人道支援活動に全力で取り組み始めたダイアナは、世界中を飛び回る。ウィリアム王子の提案で、エイズ救済のためにニューヨークで開いた古いドレスのオークションも大変な成果をあげる。

──真の自立── 誰かに受け止めてもらわなくてもいい。 一人で空を飛ぶわ
 一方、ハスナットとの関係は、ゴシップ紙に書きたてられ大きな危機を迎えるが、それを乗り越えて一層深い絆を結んだ二人は、生涯の誓いを口にする。ダイアナは結婚への準備を進めるために、パキスタンはラホールにあるハスナットの実家を一人で訪ねる。さらに海外で暮らすため、高名な外科医にハスナットの転職を依頼する。  しかし、ハスナットは勝手な転職話に怒り、彼の母親と一族はダイアナとの結婚に反対する。世間の目に晒されて医者の仕事が出来るのかという疑問も、深まるばかりだ。「障害がたった1つなら道を探せるのだが」──それが、ハスナットがダイアナに出した答えだった。そんなハスナットに対してダイアナは「50億人が“愛してる”って言ってくれるわ。でも、私のそばには誰もいない。」と、身を切る想いで自ら終わりを告げる。  ハスナットの支えが無くなっても、支援活動に身を投じるダイアナ。戦死した息子の墓の前に佇む母親を抱きしめるボスニアでの写真は人々の心を動かし、地雷廃絶キャンペーンでは英国首相までも動かし始めていた。

──最後の願い── 善悪を超えた世界に庭園がある。 そこで会いましょう
 ある日、ふと寂しさに駆られたダイアナは、エジプトの億万長者モハメド・アルファイドの息子ドディ(キャス・アンヴァー)からのクルーズの招待を受ける。 なぜかダイアナは、親しい記者に自分の居場所を教え、スクープ写真を撮らせる。ダイアナの新しいスキャンダルは、“熱いキス”という見出しでばらまかれた。パパラッチの追跡は過熱し、世界中がこの意外な恋の行方を見つめていた。もちろん、ハスナットも──。ダイアナはハスナットの留守番電話に「お願いだから電話を頂戴。お願いよ」とメッセージを残し、彼からの電話を待ち続けていた。  ダイアナの想いが揺れるなか、“その時”は容赦なく近付いていた。真実の愛を探し続けたダイアナの、最期の瞬間とは──?

スタッフ

監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
製作:ロバート・バーンスタイン、ダグラス・レイ
脚本:スティーヴン・ジェフリーズ
製作総指揮:マーク・ウーリー、ティム・ハスラム、ザヴィエル・マーチャンド
共同製作:ポール・リッチー、マット・デラジー、ジュヌヴィエーヴ・レマル、ジェームズ・セイナー
アソシエイト・プロデューサー:ケイト・スネル
撮影:ライナー・クラウスマン
編集 :ハンス・フンク
音楽:デイビッド・ホームズ キーフス・シアンシア
美術:ケイヴ・クイン
衣装:ジュリアン・デイ
ヘアメイク:渡辺典子
キャスティング:レグ・ポースコート・エドガートン

キャスト

ダイアナ:ナオミ・ワッツ
ハスナット・カーン:ナヴィーン・アンドリュース
ポール・バレル:ダグラス・ホッジ
ウーナ・トッフォロ:ジェラルディン・ジェームズ
パトリック・ジェフソン:チャールズ・エドワーズ
ドディ・アルファイド:キャス・アンヴァー
ソニア:ジュリエット・スティーヴンソン

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