原題:A Touch of Sin / 天注定

第66 回カンヌ国際映画祭脚本賞受賞

2013年/日本/カラー/133分/ 配給:ビターズ・エンド/オフィス北野

2015年02月06日よりDVDリリース 2014年5月31日、Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー

© 2013 BANDAI VISUAL, BITTERS END, OFFICE KITANO

公開初日 2014/05/31

配給会社名 0071/0020

解説


本作『罪の手ざわり』は、ジャ・ジャンクーがヴェネチア国際映画祭金獅子賞(グランプリ)を受賞した『長江哀歌』(06)以来7年ぶりに手がけた長編劇映画。監督デビュー作『一瞬の夢』(98)以来つねに「今」という時代を生きる人びとを真摯に見つめてきたジャ・ジャンクーが、山西省、重慶、湖北省、広東省でここ数年に実際に起こった4つの事件を基に、急激に変貌する社会のなかで、もがき苦しみながらもひたむきに生きる人たちの姿をパワフルかつ美しく描く意欲作です。

今年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されるや、画力の強さ、構成のすばらしさ、社会性と娯楽性ゆたかな物語で観客を圧倒。上映に駆けつけたトニー・レオンとカリーナ・ラウは、上映後にスタンディングオベーションで「とってもすばらしかった!」と称賛を贈り、同じく公式上映で本作を鑑賞したチャン・ツィイーが中国版ツイッターに絶賛のコメントを寄せたことも話題に。
審査員長のスピルバーグやアン・リーらも絶賛するなか、ポランスキー、ソダーバーグ、ジャームッシュら並みいる巨匠たちを押さえて、見事脚本賞を受賞しました。

ストーリー




村の共同所有だった炭鉱の利益が実業家に独占されたことに怒った山西省の男。
妻と子には出稼ぎだと偽って強盗を繰り返す重慶の男。しつこく迫る客に我慢できず切りつける湖北省の女。
ナイトクラブのダンサーとの恋に苦悩する広東省の男——。
虐げられ苦悩する彼らが起こす衝撃の結末とは? ごく普通の人びとである彼らはなぜ、罪に触れてしまったのか?
デビュー作『一瞬の夢』以来、つねに今を生きる人びとを真摯に見つめてきた名匠・ジャ・ジャンクーが、
中国でここ数年に実際に起こった4つの事件を基に、急激に変貌する社会の中で時代の波に乗り遅れ、
もがきながらひたむきに生きる人たちをパワフルに描く、衝撃と慟哭の物語。

スタッフ

監督・脚本:ジャ・ジャンクー(『長江哀歌』『四川のうた』)
撮影:ユー・リクウァイ
製作総指揮:ジャ・ジャンクー、森昌行、任仲倫
プロデューサー:市山尚三
アソシエート・プロデューサー:川城和実、定井勇二、劉時雨、ジャ・ビン
製作:Xstream Pictures、上海電影集団、山西影視集団、バンダイビジュアル、ビターズ・エンド、オフィス北野

配給:ビターズ・エンド/オフィス北野

キャスト

チャン・ウー
ワン・バオチャン
チャオ・タオ
ルオ・ランシャン

LINK

□公式サイト
□IMDb
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す