原題:You Are the Apple of My Eye

台湾で社会現象を巻き起こした超級ヒット作! 香港でも『カンフー・ハッスル』を抜き、中国語映画 歴代興収ナンバーワンとなった話題作が、遂に日本公開!

2011年/台湾/カラー/110分/日本語字幕:木村佳名子 特別協力:駐日台北経済文化代表処/台湾観光局 協賛:チャイナエアライン 配給:ザジフィルムズ/マクザム/mirovision

2016 年 8 月 27 日(土)より下北沢トリウッドにて日本初ロードショー! 2014年9月4日〜9月12日の一週間限定の特別上映、新宿シネマカリテで上映 2013年9月14日より、新宿武蔵野館他全国順次ロードショー

(c)Sony Music Entertainment Taiwan Ltd.

公開初日 2013/09/14

配給会社名 0089/0178/0337

解説


幅広い世代、それぞれの“あの頃”の記憶を呼び起こし、
台湾、香港でナンバーワン超級ヒット!

2011年、ほぼ無名のキャストながら、台湾で社会現象を巻き起こす大ヒットを遂げ、香港ではチャウ・シンチー(周星馳)の『カンフー・ハッスル』の記録を塗り替えて、中国語映画の歴代興収ナンバーワンを記録。同年、東京国際映画祭での上映により、日本でも熱狂的ファンを生んだ。それが『あの頃、君を追いかけた』である。
台湾中西部の町、彰化(しょうか)。頭の中はでいっぱい。将来のことを真剣に考えたこともない高校生コートンと、個性豊かな仲間たちは、くだらない悪戯で授業を
妨害する毎日を過ごしていた。担任からお目付け役を仰せつかった佳宜(チアイー)を疎ましく思いながらも、次第に胸がざわつき始め…。

時代背景は、1994年から2005年までの約10年間。「SLAM DUNK」に夢中になっていた高校生たちは、日本のAVを
回し見する大学生になり、やがて
それぞれの道を歩み始める社会人へ。登場人物たちの成長と共に、学生寮の公衆電話に並ぶ長い列は消えて、誰もが携帯で話すようになった。いつかの
大きな事件に世の中は揺れ、ヒット曲も入れ替わってゆく。そんな時代の空気を丁寧にすくい取ることで、あらゆる世代の観客に“あの頃”を思い起こさせたことが、
大ヒットの要因となった。

あの時、喧嘩しなければ・・・。あのひとことを告げていれば・・・。
ハッピーなパラレルワールドが繰り広げられるラストに、涙腺は決壊!

「男子ってバカみたい」「女子って分かんねー」。
いつだって、男よりも女のほうが一足先に大人になるのが、この世の常。グループ交際の域をなかなか出られないコートンと佳宜(チアイー)は、
別々の大学に進学して離ればなれに。おまけに、ささいな行き違いが生じるわ、親友が抜けがけするわ…と、前途多難。それもこれも、“だいじなひとこと”が
言えないコートンのせい。煮え切らない彼が、勇気をふり絞るのには、あまりにも時間がかかり過ぎて…。
そして10年後のある日、佳宜(チアイー)の電話によって再会した仲間たち。はたして、コートンの起死回生、一発逆転はあるのか?
アッと驚く結末を、観客は笑いと涙で迎えることになるでしょう。

ベストセラー作家 九把刀(ギデンズ・コー)が、自伝的小説を自ら監督。
本作から人気スターが続々誕生!

気の合う仲間たちと、うだうだ過ごす日々。眠い授業の最中、教室の窓から射す眩しい光。髪型を変えて急に綺麗になった女の子…。
誰の心にもある、“あの頃”の記憶を散りばめ、青春映画の新たな傑作を誕生させたのは、台湾の人気作家ギデンズ・コー。長編映画、初監督とは思えぬ手腕を
見せ、金馬奨・最優秀新人監督賞にノミネート。コートン役クー・チェンドン(柯震東)は金馬奨・最優秀新人俳優賞を受賞、沈佳宜(シェン・チアイー)役のミシェル・チェン(陳妍希)も最優秀女優賞にノミネート、本作の大ヒットにより瞬く間にスターの座に駆け上がり、今や主演作が相次ぐ人気スターとなりました。

ストーリー








1994年
  台湾中西部の町、彰化(しょうか)の中高一貫校に通う柯景騰(コー・チントン)はどこにでもいる高校生。あだ名はコートン。
将来のことなど何も考えず、同級生の仲間たちとつるんで、馬鹿な事ばかりをしてお気楽で呑気な学生生活を過ごしていた。
  仲間たちは皆、個性豊かだ。
  中学からの親友、許博淳(シュー・ボーチュン)は四六時中、下半身が緊張しているムッツリスケベ。あだ名は勃起(ボーチ)。
小学校からの友達、謝明和(シエ・ミンハ)は、朝からホットドッグを食らいつくおデブちゃん。あだ名は阿和(アハ)で、仲間の中では一番成績が優秀だ。曹国勝(ツァオ・グオション)は、NBA選手のトレーディングガード収集が趣味のナルシスト野郎。ちなみにこいつはクラス一番のバカ。そして、無意識に股間を掻いてしまうことが癖の廖英宏(リャオ・インホン)。あだ名はそのまま、“マタカキ)”。5人は全員同じクラスで、問題児として、日々教師らから目を付けられていた。
 そんなある日、コートンと勃起(ボーチ)は、授業中に女性教師をおかずにどちらが先にかを競い合うという、いささか度が過ぎた悪ふざけを敢行。しかし、果てる寸前、勃起(ボーチ)が声を洩らしてしまったため、教師に見つかってしまう。2人は、席替えを命じられ、コートンは、クラスでトップの優等生、沈佳宜(シェン・チアイー)の前に席に移動。同時に彼女から勉強の指導を受けることになった。
  佳宜は、コートン達5人が中学から思いを寄せていた憧れの女生徒。彼女と心霊現象が好きな親友の胡家瑋(フー・チアウェイ)は、いつも授業を妨害するコートン達を迷惑がっていた。だが、そんなことはお構いなしの5人は様々な方法でアプローチして、佳宜の気を惹こうとする。
  マタカキは“手品もどき”を披露し失笑を買い、曹(ツァオ)は、たいしてうまくもないバスケのドリブルを見せびらかすして、理解不能。勃起(ボーチ)は、夜な夜な彼女の自宅の前でリコーダーを吹いて、意味不明。阿和(アハ)だけは、佳宜(チアイー)と共通の話題が豊富で、好きなバンド「エア・サプライ」のコンサートに誘うなど、スマートだった。しかし、全員ことごとく失敗。誰もその思いを、はっきり直接言葉にして相手に伝えることはできなかった。コートンもまた、自分の気持ちとは裏腹に、彼女を疎ましく思っているように接してしまう。
  そんな中、コートンが教科書を忘れて教師から叱責を受けそうになった佳宜の身替りに。それを機に、2人の距離は一気に縮まっていくことになる。
  佳宜は、その一件以降、毎日自作の試験問題を作成してコートンに課した。最初は気のりしなかったコートンだったが、「私が軽蔑するのは、自分は頑張らないで人の努力をバカにする人」と告げられ、勉強に励むようになる。毎朝授業が始まる前にその宿題を提出する約束だが、夜なべで勉強したコートンは、教室に入るとすぐにテーブルに突っ伏してしまう。佳宜は、そんなコートンの背中を青いボールペンで突っつき答案用紙を回収する。ぶつくさ言いながらも、さぼることなく佳宜の指導を受けるのであった。
  
  
  コートンのテストの点数は上がり始め、特訓の成果は徐々に実を結び始める。そんなある日、佳宜から授業後の自習に誘われる。すっかり「先生」と「生徒」のような上下関係が出来てしまったコートンはしぶしぶそれを承諾する。
  夜の学校には、同じ教室で勉強する2人以外に誰もいない。
  「俺は男前で頭脳明晰。笑いも取れる男だがホレるなよ。」
  いつもの調子で佳宜をからかうと、
  「私よりバカは嫌い」と返される。
  「じゃあ、賭けるか?」。
  コートンの提案で、次のテストで点数が良かった方が相手の髪型を決めることになった。佳宜が勝てばコートンが丸刈りに、コートンが勝てば佳宜は1ヶ月間ポニーテールに。
  努力の甲斐なく、コートンは負けて丸刈りになったが、後日、彼の前に現れた佳宜も、ポニーテールにしていたのだった。
  そして、月日は流れ、7人は卒業式を迎え、それぞれの道を歩み始めるのだった。

1997年。
  コートンは、特訓の甲斐もあって、新竹(しんちく)にある大学に進学した。男子寮に入ったコートンはここでも個性豊かな寮仲間と生活することになった。ダンベルを離さない筋肉バカ。アニメオタク。入学早々に大学院の勉強を始めるほどのガリ勉—。4人に共通していた趣味は、日本のアダルトビデオを観賞することだった。
  佳宜と離れ離れになったコートンは、毎夜、長蛇の列をなす寮内の公衆電話に並んで彼女と話をした。そして、初めてのクリスマスの日、2人は待ち合わせてデートをする。「本当に私が好き?」佳宜にそう聞かれたコートンは、自分の気持ちを素直に伝えるのだが、答える前にちゃんと考えるようダメ出しを受ける。日が沈み始めたころ、天燈上げをすることになった2人。その時、コートンは改めて自分の気持ちを彼女に伝えながらも、彼女に返事をさせるのを拒んでしまう。2人は、それぞれの思いを天燈だけに書き記し、それを空高く舞い上げるのだった。
 佳宜にアピールする方法は無いかと考えたコートンは、強い男にならなければならいと考え、寮内で格闘技大会を企画、自身も出場することにする。ケガをしても満足げなコートンの子供っぽさにあきれる佳宜。言い争った末、2人は仲たがいをしてしまう。
そして、それから2年の歳月が流れ、921大地震が台湾を襲う・・・。

スタッフ

共同プロデューサー:アンジー・チャイ(柴智屏)、アダム・ツイ(崔震東)
製作総指揮:アンジー・チャイ(柴智屏)
監督、脚本:ギデンズ・コー(九把刀)
助監督:ヤオ・ミンイー(廖明毅)、ジアン・ジンリン(江金霖)
プロダクション・スーパーバイザー:ファン・シャオルー(方暁茹)、リン・イーチェン(林怡辰)
プロデューサー:トン・スーメイ(童思玫)
撮影監督:ジョウ・イーシエン(周宜賢)
美術監督:シェン・ジャンジー(沈展志)
衣装デザイン:シュー・リーウェン(許力文)
編集監督:リアオ・ミンイー(廖明毅)
音響効果&ミキサー:ドゥ・ドゥジー(杜篤之)、グオ・リーチー(郭礼杞)
音楽監督:ジェイミー・シュエ(薛忠銘)
音楽:クリス・ホウ(侯志堅)
ポストプロダクション・コーディネーター:トニー・フー(胡仲光)
編集:グー・シャオユン(顧小芸)
特殊効果:ライナス・ジョン(鄭智洪)
ポストプロダクション:台北影業股份有限公司

キャスト

クー・チェンドン(柯震東):柯景騰(コー・チントン)ミシェル・チェン(陳妍希):沈佳宜(シェン・チアイー)
スティーブン・ハオ(郝劭文):謝明和(シエ・ミンハ)
イエン・ションユー(鄢勝宇):許博淳(シュー・ボーチュン)
ジュアン・ハオチュエン(荘濠全):曹国勝(ツァオ・グオション)
ツァイ・チャンシエン(蔡昌憲):廖英宏(リャオ・インホン)
フー・チアウェイ(胡家瑋):胡家瑋(フー・チアウェイ)

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