原題:Captive

パラワン島観光客21人誘拐事件 『アルゴ』『ゼロ・ダーク・サーティ』に続く真実の物語−

2012年/フランス・フィリピン・ドイツ・イギリス映画/英語・タガログ語/120 分/ヴィスタ/デジタル作品[R-15] 提供・配給:彩プロ 協力:フィリピン航空

2013年7月6日、シネマート新宿ほか全国順次ロードショー

公開初日 2013/07/06

配給会社名 0106

解説


『囚われ人』は、2001年5月にフィリピンで実際に起きたイスラム系過激派“アブ・サヤフ”による身代金目的の観光客誘拐事件を題材に製作されました。「12 年の時を経た今も未解決であるこの事件を映画化するということは、ある種のタブーを犯すようなものだった」と監督本人も述べるように、こうした“誘拐ビジネス”は、フィリピンにとって今も大きな社会的問題であり続けています。フィリピンでは、1986 年に当時三井物産マニラ支店長であった故・若王子さんが身代金目的で誘拐され、事件発生から24年経った 2010年に容疑者が逮捕されました。我々日本人にとっても、無関係な出来事ではありません。本作では、テロリストに誘拐され、377 日間、海やジャングルを連れ回された NPO 職員を、フランスが誇る大女優イザベル・ユペールが体当たりで演じ切り、彼女の目を通してその脅威の事実が明かされていきます。

先日のボストンでの爆弾テロ事件の犯人は拘束されましたが、その背景の解明はこれからであり、テロの連鎖の
終焉は全く見えません。これから私たちがこうしたテロリストたちへの対応をどのようにしていけばいいのか考えさせられる機会となる作品です。どうぞ皆様の目でお確かめください。

ストーリー







2001年 5月。世界に誇るリゾート地、フィリピン・パラワン島を訪れていた観光客 21人が、夜半イスラム系過
激派アブ・サヤフによって誘拐され、ミンダナオ島へと連れ去られる事件が発生する。運悪く居合わせた宗教系 NPO 団体で働くフランス人、テレーズ・ブルゴワン(イザベル・ユペール)も事件に巻き込まれてしまう。“救出作戦”という名目のもとフィリピン国軍から受ける度重なる無差別攻撃や、誘拐犯たちに無慈悲にも殺されてしまう者がいる一方で、身代金が支払われた者は解放されていく。長引く拘束生活に人質たちは心身ともに追い詰められるのだった。そして 9.11 同時多発テロが起き…。

スタッフ

監督:ブリランテ・メンドーサ

キャスト

イザベル・ユペール

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