第16回上海国際映画祭コンペティション部門

2013年/日本/カラー/ビスタサイズ/98分 配給:パル企画

2013年7月13日(土)〜19日(金) 岩波ホールプレミア特別上映 7月13日(土)〜 TOHOシネマズ長崎/ユナイテッドシネマ長崎 先行ロードショー 7月20日(土)〜 東劇/ヒューマントラストシネマ渋谷 ほか全国順次ロードショー

(C)2013「爆心 長崎の空」パートナーズ

公開初日 2013/07/13

配給会社名 0072

解説


芥川賞作家であり現・長崎原爆資料館館長の青来有一氏原作「爆心」(谷崎潤一郎賞/伊藤整文学賞)の映画化「爆心 長崎の空」の劇場公開が決定しました。監督は、故黒木和雄監督の遺志を継いで、実写版「火垂るの墓」を監督し高い評価を得た日向寺太郎。
6つの作品からなる連作短編小説をもとに、母を亡くした子と、子を亡くした母の二人の物語を1本の糸を紡ぐように構成し、キリスト信仰が根ざす被爆地・長崎に暮す人々のごく当たり前だけどかけがえのない暮らしに差し込む一筋の希望を描く感動の物語です。
音楽に、日本を代表するジャズピアニスト・小曽根真、主題歌にソウルシンガー・小柳ゆきが詞を書き下ろし歌う「ひまわり」。そして、主人公・清水を演じるのは若手実力派女優・北乃きい。幼い娘を亡くした母・砂織役を稲森いずみ。「すべては海になる」以来待望の映画出演となる柳楽優弥。さらに、杉本哲太、佐野史郎、宮下順子、池脇千鶴、石橋蓮司らスタッフ・キャストとも豪華な顔ぶれが集結しました。

ストーリー




父母と平凡だが幸福な日々を過ごす大学生の門田清水。部活やデートを楽しむ、どこにでもいる、明るく純粋な少女だった。ある日、母が突然亡くなるまでは。些細なケンカをしたまま別れた母へ謝ることすらできない後悔と悲しみを抱え、母の死を受け入れられないでいた。
一方、高森砂織はまもなく娘の一周忌をむかえる。実家は300年続くカトリックの家で、彼女の両親は孫の死を天命として受け入れようとしてきたが、砂織は未だ悲しみを癒せない。そんな中、砂織の妊娠が発覚。夫の博好は、生んでほしいと懇願するが、砂織はまた子供を失うのではないかという恐怖で混乱する。
やがて、清水と砂織は浦上天主堂近くで導かれるように出会う。互いの境遇を知り、欠けたものを求めるように心を通わせていく・・・。被爆地周辺のこの街で今を生きる人々が巡りあい、あたらしい一歩を踏み出す再生への8月9日をむかえようとしていた。

スタッフ

原作:青来有一『爆心』(文春文庫刊)  
監督:日向寺太郎   
音楽:小曽根真 
題字:金子兜太  
主題歌「ひまわり」(ユニバーサル ミュージック)
唄:小柳ゆき
製作:鈴木ワタル、
プロデューサー:沢田慶、
脚本:原田裕文、
撮影:川上皓市、
照明:川井稔、
録音:橋本泰夫、
美術:丸尾知行、
編集:川島章正、
装飾:吉村昌悟、
助監督:松尾崇、
制作担当:中村哲也、
スタイリスト:宮本茉莉、
ヘアメイク:前田美沙子、
スチール遠崎智宏 
協力:長崎県、長崎市、文藝春秋 
製作:パル企画/メディアファクトリー/日本スカイウェイ/長崎放送/長崎ケーブルメディア 
配給:パル企画

キャスト

北乃きい
稲森いずみ
柳楽優弥
北条隆博
渡辺美奈代
佐野史郎
杉本哲太
宮下順子
池脇千鶴
石橋蓮司

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