メモリーズ・コーナー
原題:MEMORIES CORNER
2011 年プサン国際映画祭(特別招待)
2011年/カラー/日本語・仏語・英語/フランス=カナダ製作/シネマスコープ/ドルビーデジタル/82 分(HDカム上映) 配給:ディンゴ 提供:メダリオンメディア/アクセスエー
2013年2月23日公開
ⓒNOODLES PRODUCTION, FILM ZINGARO 2 INC., FRANCE 3 CINEMA, 2011
公開初日 2013/02/23
配給会社名 1165
解説
西島秀俊×阿部寛豪華キャストで贈る
奇跡のフランス映画が遂に日本公開!
1995 年(平成7 年)1 月17 日に阪神・淡路で起きた震災は、いまだに我々の心に傷を残している。そんな中、フランスの気鋭新人女性監督オドレイ・フーシェが、日本映画界を背負う豪華俳優陣とともに、神戸&淡路島を舞台に震災後の社会に影を落とす”愛する者を失う虚無感””孤独死”をテーマに、希望をこめて創った映画。
監督のオドレイ・フーシェはフランスの国立映画学校LA FEMIS映画シナリオ学科に学び、本作脚本で脚本コンクールに受賞、卒業作品として本作の製作の機会を得て、見事監督デビューを果たした。彼女は奇しくも阪神・淡路で震災が起きた日と同じ1 月17 日生まれであり、母親の友人の日本人男性が震災の数年後に孤独死したことが、このテーマを取り上げた大きなきっかけとなっている。
フーシェ監督は、フランスでヒットした『歩いても歩いても』(是枝裕和監督)に出演して、注目されていた阿部寛と、海外映画の経験が多い演技派西島秀俊に出演依頼し、見事に快諾を得て、異色のフランス映画の製作を始動させることができた。
二人の男性に想いを寄せるフランス人記者・アダ役には、『ある子供』で鮮烈デビュー、『譜めくりの女』などでセザール新人女優賞を2年連続受賞するなど、注目の新進女優デボラ・フランソワが扮し、助演陣には、國村隼塩見三省倍賞美津子など日本を代表する演技陣で固め、深みある味わいを映画に与えている。
ストーリー
愛するものを失った、2人の男と1人の女—
フランス人女性記者が体験した、愛と希望の物語。
消せない記憶が、ここにある。フランス人女性記者が魅せられた男とは…
フランス人女性ジャーナリスト、アダ(デボラ・フランソワ)は、95 年に起きた阪神・淡路の震災を回顧する式典を取材するために神戸を訪れる。街は復興し、誰もがかつての悲劇と決別し、豊かな暮らしを楽しんでいるかのように見える。通訳の岡部(西島秀俊)を伴い、かつての被災者の家を訪ね歩くアダの前に、いまだに後遺症に悩む寡黙な石田(阿部寛)が現れる。かたくなな態度をとる彼の心を開かせようとする彼女に、岡部は彼が現世の男ではないと忠告する。しかし彼女は不思議な石田に魅せられ、取材にのめり込んでいく。
やがて彼が幻であることを悟った彼女は、淡路島の美しい風景の中に石田の記憶を見出していく…。
スタッフ
監督:オドレイ・フーシェ
製作:ジェローム・ヴィダル、リュック・シャテラン、ステファニー・パジェ
脚本:オドレイ・フーシェ
撮影:ニコラ・ゴラン
キャスト
デボラ・フランソワ
西島秀俊
阿部寛
フランソワ・パピノ
國村隼
塩見三省
倍賞美津子
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