ぼくたちの家族
原題:Our Family
これは初めて出会う、家族の物語。 けれどいつか出会う、真実の物語。
2014年/日本/カラー/117分/ 配給:ファントム・フィルム
2014年11月21日よりDVDリリース 2014年5月24日(土)、全国ロードショー
(C)2013「ぼくたちの家族」製作委員会
公開初日 2014/05/24
配給会社名 0442
解説
母の突然の病気、それまでバラバラだった家族は一つになった。
実話を基にした「家族の再生」と「新しい家族」を鮮烈に、かつ軽やかに描いた、笑いと感動の物語。
出版界注目の新進作家、早見和真原作の映画化。自身が「明日を生きる活力になれば。バカみたいな願いかもしれませんが、本気でそう思っています」と語る通り、“母親ががんになる”という、家族にとってこれ以上なく切迫した状態から、家族は希望を見出していく。家族という理想を掲げ、だが、それが蝕まれていることに気づかないふりをしてきた4人家族。
母の病気に奔走する長男・浩介を演じるのは幅広い層から共感と信頼を得て、今や日本映画界の顔となった妻夫木聡。責任感が強く、空回りしながらも家族を背負っていこうとする可笑しみ溢れる役で「これから親になっていく世代」の代表を演じます。
そして家族なんて茶番だと決め付けている弟に池松壮亮が扮し、家族の中で異端児だった弟が母や兄、父のために活きることを決意する。小さな会社の社長だが、やがて多大な借金を抱えてしまった父に長塚京三、 突然の脳腫瘍に襲われ、少女化していく母・玲子に原田美枝子。難しい役どころを圧倒的な存在感で可愛さ溢れる「親の世代」代表を演じます。
そして監督には世界も認める新進気鋭の才能、石井裕也。独特のコメディセンスで「がん」というテーマを明るく描き、石井裕也世代=20、30代ならではの【今】の家族像を見事に、新しい視点で表現されています。この家族が今年の日本の家族を明るくします!
きっとこれがぼくたちの、ぼくたちの時代の新しい家族の物語──。
ストーリー
がんを宣告された母。余命1週間—。
そして今、家族が動き出す。
感動の涙が押し寄せ、明日への活力をもらえる、4人家族の一大エンタテインメント!!
60歳を過ぎ、物忘れが激しくなった母・玲子(原田美枝子)。
だが、誰かの名前を忘れたり、ものの名前が出てこなかったり・・・そんなことは誰でもあるもの。兄の浩介(妻夫木聡)も弟の俊平(池松壮亮)も父の克明(長塚京三)も、母の心配も全く気にしていなかった。
だがある日、兄・浩介と婚約者、その家族の前であらぬ発言をしてしまう。
そして病院。検査結果は、「脳腫瘍」。しかも末期症状であり、余命はあと1週間と宣告されたのだ。
「家族がバラバラになるのは、あたし怖いよ」。その一言を最後に、母はそれまでの母ではなくなった。脳を腫瘍に侵略されてしまい、まるで認知症になってしまったように昔の恋人のことやこれまでひた隠しにしていた家族への本音を吐露し出し、大慌てになる長男、次男、父。
やがて、多額のローン、生活破綻、親への不信、子への依存。“当たり前の家族”に隠されていた問題が表面化する……。 否応なく突きつけられる「家族とは?」という問い。そのとき、父は、母は、二人の息子と、その妻は? 一つの命が尽きかけたとき、新しい家族の物語が始まる!そして思いがけない奇跡を呼び起こすのだった。
スタッフ
監督:石井裕也
原作:早見和真
脚本:石井裕也
製作:竹内力、小西啓介、狩野善則、堀義貴、木滝和幸、若山泰親
プロデューサー:永井拓郎
アソシエイトプロデューサー:鈴木俊明
撮影:藤澤順一
照明:金沢正夫
録音:小松将人
美術:栗山愛
編集:普嶋信一
音楽:渡邊崇
衣装:馬場恭子
ヘアメイク:田中マリ子
装飾:石渡由美
スクリプター:村松愛香
VFXスーパーバイザー:西尾健太郎
キャスティング:おおずさわこ
助監督:杉田満
制作担当:榊田茂樹
キャスト
妻夫木聡
原田美枝子
池松壮亮
長塚京三
黒川芽以
ユースケ・サンタマリア
鶴見辰吾
板谷由夏
市川実日子
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