原題:The Messenger

任務<ミッション>というには、あまりにも過酷すぎた・・・・

第82回 米国アカデミー賞®<助演男優賞(ウディ・ハレルソン)・オリジナル脚本賞>2部門ノミネート!

2009年/米国/112分/シネスコ/ドルビーデジタル/ 配給:インターフィルム

2013年3月9日(土)より、新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー!

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公開初日 2013/03/09

配給会社名 0653

解説


イラク戦争で戦死した遺族に第一報を伝えるメッセンジャー。その任務“ミッション”は、想像を絶する過酷さである。まず訃報を受けた遺族は怒りと悲しみを露わにし、国や戦争ではなく、批難の目をメッセンジャーに向けてくる。“お前は何をしていた。なぜ、生きている。不公平だ!”と、時には罵声を浴びせたりもする。メッセンジャーとは、死神の使いなのだ。これが戦争と共に歴史を歩んで来たアメリカの実情。それは、マイノリティの人々が兵士となり最前線で戦死、そして、遺族に告げられる悲しい事実。この映画では驚くことに戦争シーンは全く無く、あくまでも戦死を伝える側と訃報を受けた遺族側をストレートに表現する事で、戦争の悲惨な現実を描いている。そして、『メッセンジャー』はアカデミー賞®ノミネートをはじめ、全米をはじめ世界各国で大絶賛された。ベン・フォスターとウディ・ハレルソンがメッセンジャーを熱演しているのを筆頭に、アカデミー賞®に2度ノミネートされた演技派女優サマンサ・モートン、個性派俳優の代名詞スティーヴ・ブシェーミなど実力派俳優が本作の強いテーマに惹かれ大集結。ハリウッドを代表する製作者マーク・ゴードンが『プライベート・ライアン』に続いて絶対の自信を持って贈る戦争ヒューマン・ドラマが待望の日本公開。

ストーリー


イラク戦争で負傷し帰国した米国軍兵士ウイル軍曹(ベン・フォスター)に、新たな任務“ミッション”が伝えられた。上官のトニー大尉(ウディ・ハレルソン)と共に、戦死した遺族に第一報の訃報を伝えるメッセンジャーへの就任である。その任務は非常に残酷で耐えがたいものであった。まず訃報を受けた遺族は怒りと悲しみを露わにし、批難の矛先をメッセンジャーに向けてくる。自分の親族は戦死したにもかかわらず、このメッセンジャーは無事に生還している。この悲痛な思いで、遺族から罵声を浴びせられ、牙を向かれる日々を過ごしていた。この耐えがたい任務に葛藤を抱くウイル。ある日、ウイルは夫の戦死を告げた未亡人となったオリヴィア(サマンサ・モートン)に惹きつけられる。日毎、接する事で彼女と親しくなっていく。心身共に傷つき生きる意味を模索していたウイルだったが、彼を見守る上官トニー、何よりオリヴィアとの出会いをきっかけに、徐々に失われた心を戻して行くのであった。

スタッフ

監督:オーレン・ムーヴァーマン(『ランパート 汚れた刑事』、『アイム・ノット・ゼア』<脚本>) 
脚本:アレサンドロ・キャモン(『ウォール・ストリート』)、オーレン・ムーヴァーマン
製作:マーク・ゴードン、ローレンス・イングリー、ザック・ミラー

キャスト

ベン・フォスター(『3時10分、決断のとき』)
ウディ・ハレルソン(『ゾンビランド』、『2012』)
サマンサ・モートン(『イン・アメリカ/三つの小さな願いごと』)、ジェナ・マローン(エンジェル・ウォーズ)
スティーヴ・ブシェーミ(『アルマゲドン』、『ファーゴ』)

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