『延安の娘』『蟻の兵隊』池谷薫監督最新作

2012年/日本/カラー/デジタル/118分/ヴィスタ
製作・配給:蓮ユニバース

2013年2月16日、渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー

Photo by Hiroko Masuike

公開初日 2013/02/16

配給会社名 0409

解説


中国残留日本兵の悲劇を描いた傑作ドキュメンタリー「蟻の兵隊」が異例のロングラン・ヒットとなった池谷薫監督の最新作。震災からひと月後に陸前高田を訪れた撮影チームは、そこで佐藤直志というひとりの老人と運命的な出会いを果たす。復興への夢を語る彼の姿に見惚れた池谷は、前作に引きつづき孤軍奮闘する”ガンコ老人”を追うことを決意。寄り添うように撮影を重ね、困難に屈しない“日本人の底力”を情感豊かに描きだしていく。撮影期間1年6カ月。東京〜岩手往復の走行距離は5万キロに達した。頑強な肉体と茶目っ気たっぶりのユーモア。枯れた中にも残り香のように漂う男の色気。観るものをとりこにする佐藤の姿は、戦争や災害から立ち直ってきた”日本人”とは何なのか、人が生きていくとはどういうことなのかを静かに語りかけてくる。

ストーリー



佐藤直志さんは陸前高田市で農林業を営む77歳。津波で家を壊され、息子を亡くした彼は、被災3日後には、その年の米作りを決意。5月には知人の田んぼで田植えをする直志さんの姿があった。まだ荒れた土地にそばの種を撒き、いち早く自活すべく立ち上がる。自ら山に入って大木を伐り、自宅を元の場所に建て直すという大事業に奮闘する。進まない市の復興計画をけん引するかのように、直志さんの信念は周囲を少しずつ動かしていく—。土地に根ざし、土地に生きる人々と行く末を想う彼の強さと優しさは、生きることの本質を問いかけてくる。
個から社会を見つめることに定評のある池谷監督は、そんな彼を震災ひと月後から1年半に渡って追い続け、困難に屈しない“日本の老人力”を情感豊かに描き出している。

スタッフ

監督:池谷 薫
製作:権 洋子
撮影:福居正治
編集:田山晃一
音響構成:渡辺丈彦
スチール:増池宏子
製作・配給:蓮ユニバース

キャスト

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