2012年/日本/カラー/71分/フルHD撮影/R-18(成人映画)/ステレオ/ 配給:新東宝映画株式会社

2012年12月1日〜 銀座シネパトスにてロードショー 2013年1月以降、全国成人映画館にて公開予定

(C)団鬼六事務所/オールインエンタテインメント/新東宝映画

公開初日 2012/12/01

配給会社名 0290

解説


2011年に世を去ったSM文学の巨匠団鬼六最後の官能小説「旅路の果て 〜倒錯一代女〜」(小説新潮掲載)を生前の団氏と長い交友歴をもつ愛染恭子(女優・映画監督)が入魂の映画化。映画のタイトルにも使われた「奴隷市」とはもともとはSM愛好家同士の自由な出会いの場を提供するために団氏が宴会などの余興として行っていたもの。

これは団氏への愛に満ちたオマージュであると同時に原作小説にも登場する「奴隷市」の模様を大胆にクローズアップして普遍的な男女の愛憎劇へと発展させた愛染監督の最高傑作である。その愛染監督の期待を一身に背負ってヒロインを演じたのは「新釈・四畳半襖の下張り」(2010)や「阿部定 〜最後の七日間〜」(2011)で同監督とコンビを組んできたセクシー女優ナンバーワンの麻美ゆま。

今回もその卓越した演技力と魅力で自らのうちに潜んだマゾヒズムに翻弄される妖艶な旅館の女将敏江を熱演。しかも初の緊縛挑戦とあって並々ならぬ覚悟で現場にのぞみ見事に愛染監督の期待に応えた。彼女にとっても女優としての最高傑作といる出来栄えだ。愛染恭子=麻美ゆま、新旧のエロス女王によるコラボ三部作の最後を飾る傑作官能映画の誕生である。

ストーリー



老舗の温泉旅館を夫婦で切り盛りする伊藤とその妻で女将の敏江。絵を描くことが趣味の伊藤はSMの世界に興味があってSM雑誌「妖奇クラブ」オーナー鬼頭が催す「妖奇サロン」に会場を提供していた。閉め切った大広間では恒例の奴隷市が行われる。好色な鬼頭は以前から美貌の女将敏江に目を付けており、彼女にマゾヒストの素地があることも見抜いていた。眠っていた妖しい欲望を目覚めさせられた敏江は鬼頭の策略にはまって禁断の快楽の虜となる。いっぽう伊藤は自らのサディストとしての性格にめざめ、旅館の仲居頭靖子と関係を持つ。帰る場所を失った敏江は旅館でおこなわれる奴隷市に出品されることを望むが……。

スタッフ

企画/西健二郎・衣川仲人
原作/団鬼六
プロデューサー/森角威之
脚本/福原彰・破野生治
撮影/中尾正人
緊縛指導/椿 珠陽
制作協力/Sunset Village
監督/愛染恭子

製作/㈱オールインエンタテインメント・新東宝映画株式会社

キャスト

麻美ゆま
新納敏正
川瀬陽太
ほたる
高橋みほ

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