さよなら渓谷
2013年/日本/カラー/117分/ 配給:ファントム・フィルム
2013年6月22日より友楽町スバル座、新宿武蔵野館ほかにてロードショー
(C) 2013「さよなら渓谷」製作委員会
公開初日 2013/06/22
配給会社名 0442
解説
これは愛か、贖罪か。
とある夫婦の隣家で起こった、幼児殺人事件。
それが2人のとてつもない秘密を暴き出す。
事件を調べた記者が行き着いた先は、15年前に起こったレイプ事件だった。
原作は「悪人」「パレード」「横道世之介」など、海外でも高い評価をうけている芥川賞作家・吉田修一の長編小説「さよなら渓谷」。人の心に潜む「業」に迫った重厚で壮絶な物語は、「悪人」を超えたとの呼び声も高い。監督にはベルリン国際映画祭招待作として上映された『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』、『まほろ駅前多田便利軒』で、熱烈な支持を得ている大森立嗣。
主人公・かなこを演じるのは『ゆれる』『モテキ』、連続テレビドラマなど数々の話題作に出演する真木よう子。『ベロニカは死ぬことにした』以来7年ぶりの単独主演作となる本作では、憎しみと愛情の狭間で揺れ動く女性の心理を官能的、かつ大胆な演技で挑戦している。また、その夫・俊介を演じるのは『赤目四十八瀧心中未遂』『キャタピラー』で強烈な印象を残す大西信満。夫婦の過去を探る記者・渡辺には大森南朋。本格的な兄弟タッグ作品としても注目を集める。そして、記者・渡辺の相棒役として事件解明に活躍する鈴木杏。
その他、かなこの元夫でかなこへの執着心と繊細な心を持つ男に井浦新、俊介の同輩であり今は大企業の取締役に新井浩文、そして渡辺との不和を解消できない妻に鶴田真由が揃い、本作のドラマをより強く盛り上げている。
ストーリー
緑豊かな桂川渓谷で起こった、幼児殺害事件。実母が容疑者として逮捕され、事件は終息へ向かうと思われた。そんな中、隣家に妻とふたりで暮らす尾崎俊介(大西信満)に、その母親と不倫関係にあったという疑惑が浮上する。その証言をしたのは、なんと俊介の内縁の妻、かなこ(真木よう子)だった。現場取材を続ける週刊誌記者の渡辺(大森南朋)は、15年前に起きた、レイプ事件にたどり着く。それはふたりの夫婦の、とてつもない秘密を暴き出す——。
スタッフ
監督:大森立嗣
原作:吉田修一『さよなら渓谷』(新潮文庫刊)
脚本:高田亮、大森立嗣
音楽:平本正宏
製作:細野義朗、重村博文、小西啓介
プロデューサー:高橋樹里、森重晃
ラインプロデューサー:村岡伸一郎
撮影:大塚亮
録音:吉田憲義
美術:黒川通利
編集:早野亮
助監督:佐和田恵
衣装:纐纈春樹
美粧:細倉明日歌
装飾:湊博之
音響効果:佐藤祥子
制作担当:近藤貴彦
製作プロダクション:S・D・P、ステューディオスリー
配給:ファントム・フィルム
キャスト
真木よう子
大西信満
鈴木杏
井浦新
新井浩文
木下ほうか
三浦誠己
薬袋いづみ
池内万作
木野花
鶴田真由
大森南朋
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