原題:OBITAEMYY OSTROV

この宇宙の運命とともにー。

2008年/ロシア/120min/シネマスコープ 配給:ミッドシップ=シンカ

2013年04月03日よりDVDリリース 2012年12.8(土)救世主、誕生—渋谷シネクイントにてレイトショー ほか順次全国公開

公開初日 2012/12/08

配給会社名 1143/1340

解説


空前のスケール!未曾有のスペクタクル!
SF映画の新たな金字塔誕生—
『マトリックス』を超える映像革命!と世界中から絶賛された『ナイト・ウォッチ』(2004年)、さらに進化を遂げた続編の『デイ・ウォッチ』(2006年)。従来のロシア映画のイメージを覆したこれら作品の世界的ヒットで、今ロシア映画が熱い。ますます強まるエンタテインメント路線はハリウッドの大きな注目を集め、映画界のひとつの潮流となりつつある。
そんな中、あらたに世界を驚愕させるSF超大作が満を持して、日本公開となる!!ロシアで公開されるやいなや興行成績No.1ヒットを記録、その圧倒的な世界観は瞬く間に評判となり、早々と海外公開も決定された。本国では2部作として公開されたが、今回は1本に編集した“インターナショナル版”。圧倒的なスピード感、手に汗握るアクションの連続、洗練されたビジュアル表現…、すべてがクライマックスと言っても過言ではない!ヒロイン役のユーリヤ・スニギーリは、ブルース・ウィリス主演の大ヒットシリーズ最新作『ダイ・ハード/ラスト・デイ』への出演で本格的にハリウッド進出を果たし、すでに目が高い映画ファンたちの話題の的となっている。
映像化不可能と言われた世界的ベストセラーを原作に、前人未到の映像表現に挑んだ本作。今ロシアが持ちうるすべての技術と才能を詰め込み、見事に結実させた必見の一作だ!

原作はロシアが世界に誇る偉大なSF作家、ストルガツキー兄弟

ストルガツキー兄弟はロシアの世界的兄弟SF作家(兄:アルカジイ、弟:ボリス)。映画史に残る名作『ストーカー』(1979年)、『日陽はしづかに発酵し…』(1988年)は彼らの小説が原作。ジェームズ・キャメロン監督作『アバター』(2009年)はストルガツキー兄弟の小説の世界観と類似点が多く、公開時にロシアのメディアで話題となった。1989年には日本文学研究者でもある兄のアルカジイが大江健三郎氏と対談、NHKスペシャルで放映された。本作の原作は「収容所惑星」として1978年に日本で出版された。

囚われの者たちの惑星サラクシ、ひとりの地球人が立ち上がる!

2157年、謎の惑星サラクシに不時着したマクシム。そこは独裁政権“匿名の父たち”が支配していた。政府に洗脳され操り人形となり、どん底の生活にあえぐ住民たち。宇宙船は故障し、地球に帰還する手段を失ったマクシムは、彼を助けてくれた“ニュータイプ”たちの反乱軍に加わり“匿名の父たち”転覆を画策するが……。

ストーリー

2157年、深宇宙—。自由調査団の宇宙船パイロット、マクシムは宇宙飛行中に思わぬ隕石事故に巻き込まれ、謎の惑星に不時着。命からがら船から脱出したマクシムだが、その直後に宇宙船は爆発してしまう。住民に見つかり、捕虜になった彼は、親衛隊のガイ・ガール伍長の連行のもと首都に移送されることになる。しかし、道中で彼らの車両は“ニュータイプ”と呼ばれる種族に襲撃される。死にかかっていたガイを救助したマクシムは、その後、脱走に成功。その惑星は軍事独裁政権“匿名の父たち”が支配する惑星サラクシだと知る。潜伏先の街中で、彼は偶然ガイの妹、ラダ・ガールと出会い、恋に落ちる。彼女を家に送る途中で何者かに襲われたマクシムは、優れた戦闘スキルを披露。ガイとラダとともに街に滞在していた彼は、その実力を見初められ、親衛隊の候補兵に挙がる。土壇場で親衛隊入りを拒否したマクシムは、銃で処刑されてしまうが、特殊な治癒能力でなんとか命を取り留め、反政府組織のニュータイプに匿われる。そこで彼は、政府が惑星のあらゆる場所に設置された防衛塔とは名ばかりの発信基地から見えない特殊光線を放射して、民衆をマインド・コントロールしている事実を知り、命がけで“匿名の父たち”転覆計画に加担するが……。

スタッフ

監督:フョードル・ボンダルチュク
原作:アルカージー・ストルガツキー、ボリス・ストルガツキー
脚本:セルゲイ・ディアチェンコ、マリーナ・ディアチェンコ、エドアルド・ヴォルダルスキー
撮影:マキシム・オサトチー
音楽:ユーリ・ポテイェンコ

キャスト

ワシリー・ステパノフ
ピョートル・フョードロフ
ユーリヤ・スニギル

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