漆黒の闇で、パリに踊れ
原題:PARIS BY NIGHT / Une nuit
パリの夜の街を欲望と裏切りが疾走する、珠玉のフレンチ・フィルム・ノワール
2012年/フランス/フランス語/100分/カラー/ヨーロピアン・ヴィスタ/ドルビーデジタル/デジタル上映 配給:アルシネテラン
2012年9月22日より、銀座テアトルシネマにてレイトショー公開
©Les Films Manuel Munz – Tout sur l’Ecran Cinéma – Tf1 Droits Audiovisuels – UGC – France 2 Cinéma – Hole in One.
公開初日 2012/09/22
配給会社名 0013
解説
かつてはジャック・ベッケル、ジャン=ピエール・メルヴィル、ジョゼ・ジョヴァンニなどの監督作、もしくはジャン・ギャバン、アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラなどの出演作でフランス映画史の一時代を築いたフレンチ・フィルム・ノワール。近年、『あるいは裏切りという名の犬』、『マルセイユの決着』、『この愛のために打て』など、また盛り上がりを見せている。そんな中でも本年フランスにて公開され、“これぞフィルム・ノワールだ”“近年稀にみる傑作犯罪映画だ”“マイケル・マン監督作の様だ”など評価が高い珠玉のフィレンチ・フィルム・ノワール、それが『漆黒の闇で、パリに踊れ』である。
主演には『デイズ・オブ・グローリー』で共演者とともにカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞、『ゴー・ファースト 潜入捜査官』や『この愛のために撃て』など刑事役や犯罪者役などフレンチ・フィルム・ノワール作品には欠かせない存在となっているロシュディ・ゼム。また、共演者に「Le Nom des gensで」セザール賞を受賞し、「風にそよぐ草」などに出演している今大注目の若手女優サラ・フォレスティエがいつもとは違った女性警察官役として出演する。
フランスは、年間7500万人が訪れる世界一の観光国。エッフェル塔に凱旋門や美術館などが有名であるが、夜の夜景を楽しむ“パリ・バイ・ナイト”という言葉が存在する。本作は、普段では観ることが出来ない、パリの夜景を存分に楽しむことが出来るのと同時に、いままで知ることのなかったパリの裏側を見れるという面でも楽しむことが出来る。しかし、欲望に支配された“夜”は人々を変貌させ、犯罪者や異常者を生み出す。ドラッグ、暴力、売春、裏切り、そして騙しあい・・・。そんな人間の性と暴力の衝動が立ち込めるパリの裏側を赤裸々に描き出すとともに、終始緊迫感漂う映像と、最後に待ち受ける衝撃のどんでん返しに、あなたは釘付けとなる!!
ストーリー
シモン・ワイスは犯罪取締班のリーダーで、いつもの夜の如く、パリのクラブやディスコ、乱交クラブ、腐れたバーの巡回をしている。欲望に支配された“夜”は犯罪者や異常者を生み出す。ワイスの様な刑事は、時には見ぬふりをし、犯罪者たちを相手にしなければ、自分の命さえ危ないのだ。ある夜、この日初めて巡回を務めることになった若い女性警察官ローレンス・ディレイとともに夜のパリを巡回することになる。その夜は、何か不穏な空気が流れていた。内部調査班の捜査の対象として疑惑をかけられていることに感づくのと同時に、気づくのだった。自分が巨大なギャング組織の罠に嵌められていることに、いや、長年の付き合いの友人に裏切られているかもしれないことに。緊迫した危険な夜・・・。この夜を乗り越えられる保証はどこにもない。果たして、シモン・ワイスとローレンス・ディレイは、堕落した残酷なパリの漆黒の闇を切り抜けることができるのだろうか?
スタッフ
監督:フィリップ・ルフェブル
脚本:サイモン・マイケル、フィリップ・アイサード、フィリップ・ルフェブル
原案:フィリップ・アイサード
製作:マヌエル・マンツ
音楽:オリヴィエ・フローリオ
キャスティング:パスカル・ベロー
撮影監督:ジェローム・アルメラ
キャスト
ロシュディ・ゼム
サラ・フォレスティエ
サミュエル・ルビアン
グレゴリー・フィトゥーシ
ジャン=ピエール・マルタンス
ジャン・ポール・ミュエル
ソフィー・ブルスタル
ジェラルド・ラロシュ
エレーヌ・スザーレ
カメル・ラブロウディ
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