適切な距離
原題:Nice to meet you
ー断絶した親子関係。生まれなかった弟と母との幸せな生活。 久々のコミュニケーションは母の嘘の日記だったー
NIPPON CONNECTION 2013::http://www.nipponconnection.com
2011年/日本/ HD・ブルーレイ/92分/カラー 配給:大江崇允
2012年9/1(土)〜14(金)新宿 K’ s cinema にて連日21:00よりレイトショー !!!
公開初日 2012/09/01
解説
2011 年、大阪市が助成するCO2( シネアスト・オーガニゼイション・大阪エキシビジョン )
にて大阪市長賞 ( グランプリ ) とCO2男優賞 ( 主演・内村遥 ) をダブル受賞。
上映する度にその評価を上げ続ける『適切な距離』がついに劇場公開!
インターネットやSNSの発達により、コミュニケーションの形態は多様化している。
ネット上にブログや日記を掲載し、それは他者が読むという前提で書かれている《日記》である。
これをモチーフに親子がお互いの日記を読み合うことでコミュニケーションを取るという物語を発想し、会話のない二人だけの家族、その日記のみでの交流を真摯に描きあげた。
ストーリー
演劇学科に通う大学生の雄司は生まれてからずっと母である和美と二人で暮らしている。二人の間には会話はなく、コミュニケーションを取らなくなって久しい。正月、雄司の元に昔授業で書いた小学生時分の自分からの年賀状が届く。「まだ日記を書いていますか?」という年賀状。それを機に、雄司は再び日記を書き始める。
ある日、和美が日記にしか書いていない情報を知っているということに気付く雄司。問い詰めるが反応はない。
雄司もまた、ひょんなことから和美の日記を発見してしまう。恐る恐る和美の日記を開くと、そこには死産したはずの雄司の弟・礼司と楽しく生活する和美の様子が書かれていた。礼司は優しく強い自分へのあてつけのような性格だった。そして、代わりに自分が死産したことになっていた。
腹を立てた雄司は、仕返しのために自分の日記に和美を傷つけるための嘘を書き始める。それは、20年前に離婚して消息を絶ったはずの父に会いに行くという嘘の日記だった。父は優しく、離婚の原因は和美のせいだと取れるような日記。
やがて和美と雄司の日記に境界線が薄くなって行く…。
コミュニケーションを取らない二人だけの家族。日記の嘘がやがて自分達の理想の家族像を浮かび上がらせ、日記の中で理想の家族が誕生していく…。
スタッフ
監督・脚本:大江崇允
原作・物語:菊池開人
プロデューサー:戸田彬弘
製作:チーズfilm
音楽:石塚玲依
エンディングテーマ:柳川瀬祐子
撮影監督・照明:三浦コーチン
撮影:櫻井伸嘉
録音・MA:竹内遊
美術:寄川ゆかり
衣装:増川智子
メイク:平野美緒
スチール:miyuu
助監督:戸田彬弘・藤本祐貴
制作:横田蕗子
編集:大江崇允・三浦コーチン
撮影助手:角田行平
照明助手:竹田純・大嶋龍輔・南渚沙
録音助手:安野真里子・山下美於・竹下舞・土田愛恵
衣装助手:斎藤知
制作助手:坂井圭絵・笹木香那・横山大幹・西出明・大谷広志
スタッフ応援:山口沙文・那須野翔・森衣里・吉澤雅子・碇真人・
特別協力:富岡邦彦
機材協力:ARC
SYSTEM・有限会社テクニカルファーム・KyotoDU・KJライティング
ロケ地協力:京阪百貨店・近畿大学・JR西日本
助成:シネアスト・オーガニゼイション・大阪エキシビジョン実行委員会
キャスト
内村遥
辰寿広美
時光陸
佐々木麻由子
大江雅子
堀川重人
日下部拓也
松田卓三
松尾晃典
猪原陽子
久保満恵
勝木紀子
三村道治
盛加代子
鈴木一輝
坂本隆司
原ノ祐子
藤田直美
森衣里
谷進一
村上真奈美
中西ちさと
福井葉月
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