2013年/日本/カラー/143分/ 配給:東宝

2014年07月23日よりDVDリリース 2013年12月21日公開

(C)2013「永遠の0」製作委員会

公開初日 2013/12/21

配給会社名 0001

解説


原作は2006年8月に太田出版より刊行、その後講談社から文庫が刊行され、現在累計100万部突破のミリオンセラーとなった百田尚樹・著「永遠の0」。太平洋戦争を題材にした長編戦争小説にもかかわらず、現代の若者が祖父の足跡をたどるミステリー仕立てという斬新な内容、時代を超えて深い感動を呼ぶ壮大な愛の物語であることが評判となり、発売以来じわじわと口コミで伝播。20代〜高年齢層まで幅広い男女に支持され、常にベストセラーの上位に名を連ねてきました。出版社には映像化のオファーが多数寄せられ、映画化を望む声が高まる中、全国の読者の胸に刻まれた感涙の物語が、いよいよ大スクリーンに登場します!!

監督は、「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズなど、数々の国民的映画を監督してきたフィルムメイカー山崎貴

「読み始めたら手をとめることが出来ないほど、作品に引き込まれた。」—今回の映画化に並々ならぬ思いをかける山崎監督は、これまでの作品同様、人間を見つめる確かで温かな眼差しで、命の意味を問う本作でも全世代が感動できる人間ドラマを作りあげていきます。また零戦によるダイナミックな空戦は、実物大の零戦を新たに製作するほか、これまで手がけた作品の中で最多ともなりうるCG技術をフル活用し、迫力満点の戦闘シーンを徹底再現。「今迄で一番過酷な撮影現場になるだろう」という言葉通り、原作のダイナミズムを損なうことなく、当時の戦争の“臨場感”をありありと大スクリーンで表現していきます。

謎多き主人公の宮部久蔵には、映画「SP」シリーズで、極限までの役作りと激しいアクションが話題となった岡田准一

“海軍一の臆病者”、“何よりも命を惜しむ男”、“とんでもない凄腕のパイロット”———衝撃的な証言からその実像が徐々に明らかになっていく謎多き天才パイロット。妻と娘を愛し、誰よりも生きて帰ることを望んだ強さ・優しさ・温かさを持つ人物。
「原作を読んで、すぐに岡田さんが浮かんだ」という山崎監督と、「監督と以前から御一緒にお仕事をしたかった」という岡田の相思相愛の初タッグが実現!!徹底的に役と向き合いながら、ビジュアルから内面に至るまで、監督と宮部像についてのディスカッションを重ねています。
祖父・宮部久蔵の大いなるミステリーを解き明かしていく現代の若者・佐伯健太郎には、映画「恋空」やドラマ「ブラッディ・マンデイ」など、大ヒット作・話題作へ次々と出演している若手俳優の筆頭格、三浦春馬
戦争を知らない現代の若者の視点を体現し、お客さんの代表として宮部の運命の謎を追う重要な役どころを演じていきます。

宮部久蔵が愛し続け、娘とともにその帰りを待ち続けた妻・松乃には、映画「八日目の蝉」でアカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞、大ヒット映画「花より男子ファイナル」ほか、「おひさま」での朝の連ドラ主演をつとめるなど、国民的女優の井上真央
意志の強いまなざしやたたずまいで、宮部がなぜ「生きて帰る」ことにこだわり続けたのか、その理由を体現していきます。

ストーリー

佐伯健太郎(26)は司法試験合格を目指していた。だが司法浪人が長く続き、本来の目的を見失っていた。
———そんな折、祖母の葬儀の日に、今まで知らなかったある事実を知らされる。
それは、いままで祖父と思っていた賢一郎は自分とは血がつながっておらず、特攻で死んだ宮部久蔵という本当のおじいちゃんがいたという驚くべき内容だった。宮部は祖母にとって2番目の夫であり、宮部こそが最初の夫だったというのだ。
乗り気がしなかった健太郎だが、姉の誘いによりわずかな手掛かりの中から宮部久蔵という人物を解き明かしていく。
だが、取材先で知り合った戦友たちから出てくる宮部評は「海軍一の臆病者」「お命大事」「帝国海軍の恥さらし」という酷いものだった。やる気をなくした健太郎だったが、最後の取材と決めたある日、「宮部は凄腕のパイロット」「何よりも家族を愛していた男」と話す戦友と出会う。単なる臆病者ではなかった……!健太郎は祖父のことをもっと知りたいと願うようになる。
健太郎にとって、この取材はいつしか自身のルーツを探る旅となってゆく。そして、宮部の足跡を辿ることで、自分と同じ若い人間たちが、戦争という渦に飲み込まれながらも、懸命に生きていたことを初めて肌で感じるのだった。
宮部という人物像がどんどん健太郎の目の前に立ち現われていく。そして健太郎は「妻と娘のためにそれほど“生きて帰ること”に執着した男が、なぜ特攻で命を落とす運命をたどったのか」という究極の謎に向かってゆく。やがて、その謎の先に明かされる、驚愕の事実。そこには果たして何があるのか———?

スタッフ

原作:百田尚樹「永遠の0」(太田出版)
監督・VFX:山崎 貴
脚本:山崎 貴/林 民夫
音楽:佐藤直紀
主題歌:サザンオールスターズ 「蛍」
(タイシタレーベル/ビクターエンタテインメント)
制作プロダクション:ROBOT
制作協力:東宝映画

キャスト

岡田准一 
三浦春馬 
井上真央
濱田 岳 
新井浩文 
染谷将太 
三浦貴大 
上田竜也 
吹石一恵
田中 泯 
山本 學 
風吹ジュン 
平 幹二朗 
橋爪 功 
夏八木 勲

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